模擬依頼者(SC)を活用したシミュレーション教育~ 理論と実務の架橋~

[ 編集者:大学院 司法研究科       2017年3月6日   更新  ]

現実の法曹界も認めるクオリティの高い実務教育法

弁護士会からの要請を受け、弁護士向け研修会にも本学SCを派遣しています。


自分が弁護士になった姿を想像してください。

あなたの依頼人は直面しているトラブルに困り果て、悩みぬいた末にあなたに助けを求めてきています。あなたが放つ一言は相手に「安心を与える」こともあれば相手を「不安に感じさせ」たり「傷つかせ」たりもします。

それほど弁護士の一言は依頼人に対してとてつもない力を持っているからこそ、弁護士には高いコミュニケーション能力が必要なのです。

関西学院大学ロースクールでは将来法曹実務家を目指す学生が学ぶ専門職大学院として、事件を法的に見るだけにとどまらず、その背後にある人間関係や人生の重みを受け止め、紛争を真摯に解決できる心温かい“よき仕事”を実践する法曹を養成することを目的として、全国的にも大変めずらしい、市民ボランティアの方方による模擬依頼者(SC=Simulated Client)を活用した独創的かつ先進的なシミュレーション教育を行っています。

実務基礎科目の授業に模擬依頼者として参加していただき、弁護士役のあなたの対応の「よかった点」や「改善点」を一般市民の感覚でフィードバックしてもらえることは、学生だけの役割分担では得難い貴重な財産となっています。

このSCを活用したシミュレーション教育方法は、文部科学省採択事業として選定されました。また、近隣の弁護士会からも視察に来られたほか、弁護士会実施の研修会にSC役として派遣を要請されるほど高い注目を集めている取組で、まさしく関西学院大学ロースクールの特徴的な教育方法と言えます。