[ 司法研究科 ]学習支援体制

充実した学習環境

キャレル

ロースクール生には、在学期間中、独立型自習机(キャレル)が貸与されます。授業の予習・復習をはじめ、ロースクールでの学習を進めるうえで、集中して学習できる環境になっています。また、ロースクール生向けの資料室(法情報検索用PC設置)があるので、学習中に調べたいことがあればそこですぐに解決し、スムーズに勉強を進めることができます。

[自習室開室時間] 7:30~23:00

市民感覚を取り入れた実践的な実務教育

関西学院大学ロースクールが実施する特徴的な教育として、市民ボランティアを活用した実務教育があります。ロースクールで模擬裁判や模擬法律相談の授業を行う際、弁護士役や依頼人役などの役割分担は学生と教員のみで行われるのが一般的ですが、関西学院大学では依頼人役を一般市民の方に担っていただいています。それぞれの役割を担当した学生にとって、自身の良かった点や至らなかった点について、一般市民の感覚でフィードバックしてもらえることは、学生だけでは得難い貴重な経験となっています。

オフィスアワー

全専任教員がオフィスアワーを設け、学生が面会できるようにしています。高度な学びを実践しながら充実した学生生活を過ごすために、一人ひとりが抱える疑問や悩みをきめ細かくフォローします。授業での疑問など、学習に関することから学生生活における悩みにいたるまで、教員がマンツーマンで直接アドバイスします。

教学補佐制度(ティーチング・アシスタント)

教学補佐制度

未修入学者の強い味方。現役の先輩学生が勉強会でサポートします。

原則3年生または2年生が教学補佐(ティーチング・アシスタント)となり、未修者の学習を助ける教学補佐制度を設けています。具体的には、憲法、民法、刑法などの基本科目について、各科目週1回程度、未修者を対象に勉強会を開催しています。ロースクールに入学して初めて法律を勉強する学生、基本知識が不足している学生、授業が十分理解できない学生など、各学生のレベルに応じて、教学補佐がフォローします。これにより未修者の学習がスムーズになり、教学補佐も自身の学びを深めることができます

土曜ゼミ

自主ゼミサポート型

土曜ゼミ

学生同士が自主的に実施しているグループ学習をOB・OGがきめ細かくサポートします。

在学生のゼミをサポートする制度として、土曜ゼミ(自主ゼミサポート型)を設けています。このゼミは、在学生が土曜日等にゼミを組み、そこに司法試験に合格した関学ロースクール修了生がサポート役の講師として参加するものです。少人数で参加者の希望に応じて行われるので、ゼミで扱った知識や考え方だけでなく、答案作成や日々の勉強の仕方などについても、講師からきめ細かな助言・指導を受けることができます。

開講されたゼミの一例

◆憲法、民法、刑法の授業で出題・紹介された判例の検討
◆司法試験過去問題を中心とした問題演習

土曜ゼミ(自主ゼミサポート型)担当講師 相原 健吾

各ゼミの学生・希望する学習分野に合う講師を、研究科でマッチング。正課授業で学んだこと等の定着を目指します。


-profile-
(弁護士)兵庫県弁護士会・神戸合同法律事務所

学歴
関西学院大学 法学部早期卒業
2015年4月入学(既修)
2017年3月修了
2017年司法試験合格

◎最短=5年(法学部3年+法科大学院2年)で司法試験現役合格の修了生が語る!関学ロースクールの魅力
  1. 教員との距離が非常に近いので、質問しやすい環境があります。疑問点をすぐに解消できることは、勉強にとって大きなプラス要素となります。
  2. 現役の実務家教員が多いことも大きなメリットです。実務の話を間近で聞けるので、目指す弁護士像を具体的に描くことができます。
  3. 司法試験に合格した先輩からのサポートを受けられる土曜ゼミでは、司法試験の生の体験談を聞けたり、試験ならではのコツやテクニックを学べたりと非常に勉強になります。

講座型

正課授業と連動して実施される各講座を通してOB・OGが学習内容の定着をサポートします。

ロースクールの授業では、学習内容の定着を図るため、各授業で任意起案などの課題が出されることがあります。このゼミでは、司法試験に合格した関学ロースクール修了生が、正課授業で課される任意課題の添削などのサポートを行います。講座は原則として学期ごとに開講し、学生は自分のニーズに合わせて希望する講座を受講できます。

参加学生の声

定期的に土曜ゼミが開講されることで、起案することが習慣になって良かった」「講師の先輩は、親身になって勉強の相談に乗ってくれる」「解説が分かりやすい」等、参加学生の満足度が高いプログラムです。

模擬司法試験

模擬司法試験

短答式・論文式を司法試験と同じ環境で実践体験できます。

司法試験の模擬試験(短答式・論文式)を受験する機会を年間2回設定しています。自己の学習状況を把握するとともに、実施日程や時間等、実際の司法試験に近い環境で受験することで本番に向けてイメージの醸成を図ります。

9月
当年度司法試験問題を使用し、本学が独自に実施しています。作成した答案は現在法曹として活躍する本学修了生が全て添削し、個別評価シートとともに受験生にフィードバックされます。
4月
外部企業が主催している「司法試験全国統一模試」の受験料の全額補助を実施しています。全国の受験生が大勢受験するので、自分が全国的にどの順位にいるのかを把握し、その後の学習計画に生かすことが可能です。

※上記の実施月は2022年度の例。司法試験日程の変更に伴い、今後、日程が変更される可能性があります。

学習サポートプログラム総会

教員と学生が一丸となり、教育内容のさらなる向上に取り組んでいます。

司法研究科教員、学習サポート講師、在学生、修了生が一堂に会し、学習サポートプログラムに関する事例発表、意見交換、情報共有などを行う会合です。講師と学生がお互いに意見を交わし合うことで、学習サポートプログラムにおける教育内容のさらなる向上を目指しています。

実施内容(一例)

(1) 司法試験合格者・土曜ゼミ講師/学習・指導事例発表…短答式試験対策、2021年度オンライン活用の実態も踏まえた指導方法等
(2) 講師と学生によるグループディスカッション…テーマ:短答式試験対策や、新型コロナウイルスの影響下における効果的な学習等
   上記で挙がった意見を全体の前で発表し、全体で共有する