[ 司法研究科 ]2024年 司法試験結果

2024年受験結果

☑合格者数  :10名
☑合格率   :24.4%
☑現役(初回)合格者数:7名(うち在学中受験合格1名)*1

*1 現役(初回)合格者7名中1名は、法学部を3年で早期卒業後、本学ロースクール既修者コース(2年)を経て現役合格。

2024年(令和6年)司法試験の結果についてPDFファイル

受験者数 41 人
短答式合格者数 35 人
最終合格者数 10 人
合格率 24.4% %
合格者内訳 既修者 未修者
受験者数     21 人  20 人
合格者数       8 人    2 人
合格率     38.1 %   10.0 %

合格者の声

岡脇 聡美さん(未修者コース)

岡脇  聡美さん

 私が関学ロースクールに入学を決めたのは、奨学金制度が充実していたことと、阪急西宮北口駅から徒歩1分で学校に到着することが出来るという学校の立地が魅力的であったことにあります。経済的に余裕がなかった私にとって、家から無料で学校に通うことができたことは、本当にありがたかったです。
 そして、私が関学ロースクールに入学して感じたことは、先生方の手厚いサポートを受けられるという点です。具体的には、まず未修で入学した場合、入学前の講義を受けることが出来ます。ロースクールの授業に対して不安を抱いていた私でも入学前に授業の雰囲気を掴むことができたので、入学後はスムーズに授業を受けることができました。また、先生方との距離が近いので、先生に対して常に勉強の相談をすることができます。勉強で分からない所や躓く所が出てくる度に、各科目の先生に勉強方法を相談することができるという環境は、私自身の法的思考を磨くために必須だったと思います。
 また、関学ロースクールは、その他のサポートも充実しています。例えば、土曜ゼミ(関学ロースクール出身の弁護士が司法試験等を指導してくれるゼミ)や、教学補佐(関学ロースクールの先輩方が授業の復習等をしてくれるゼミ)等の学習サポートプログラム、全国摸試等を無料で受けることができます。特に、土曜ゼミでは、弁護士の方から実務のお話等もお聞きするので、私自身の日々のモチベーションを上げることができました。
 加えて、関学ロースクールは、施設も充実しています。最近上ケ原キャンパスから西宮北口キャンパスに移転したため、とても綺麗で新しい設備が整っています。1人に1つのキャレルとロッカーがあり、資料室で調べ物をしたり、ラウンジで休憩をすることもできます。また、関学ロースクールの周りには、西宮ガーデンズ等の商業施設がある点も施設が充実している点です。勉強で疲れた時には、商業施設を歩いて気分転換することもできますよ。
 最後になりますが、私が司法試験に合格できたのは、関学ロースクールの教授や土曜ゼミの先生、先輩方からの教えと関学ロースクールが提供してくれた学習環境、切磋琢磨した仲間のおかげです。少人数の学校だからこその関学ロースクールの環境が、私を合格に導いてくれました。関西のロースクールを検討されている方は、是非!関学ロースクールへ進学してください!お待ちしております!


Profile

2020年3月 甲南大学法学部法律学科 卒業
2020年4月 関西学院大学 司法研究科 入学
2023年3月 関西学院大学 司法研究科 修了
2024年11月 司法試験 合格

山本 悠介さん(既修者コース)

山本  悠介さん

 私は、3年次に本学の法学部を早期卒業した後、既修者として関学ロースクールに入学しました。2年間でロースクールを修了し、司法試験に初回で合格しました。
 そもそも関学ロースクールに入学した理由は、教員からの勧めでした。私は、学部生の頃に司法特修コース(現在の特修コース)に所属しており、本学ロースクール教員の授業をいち早く受講することができました。当時研究職の道を志していた私に、ロースクールに来てから研究者を目指すほうがよいとの教えを先生からいただき、関学ロースクールへの進学を決めました。今振り返れば、先生からの勧めがなければロースクール進学どころか、司法試験に合格することはなかったように思います。
関学ロースクールは、少人数の演習授業が中心で、学生と教員との距離が比較的近いことから、分からないことは授業終わりに先生に質問しやすい環境でした。授業時間外にもかかわらず、先生から任意起案の添削まで受けることができ、司法試験合格に必要な基礎的な知識や論述力、思考力を身に着けることにつながりました。また、学生一人一人に担当教員がついて各学期末に面談があります。勉強面や生活面、進路面などの相談に乗っていただき、今後の勉強面の方針を固めることができたのも合格につながる要素であったと思います。
 ほかにも、忘れてはならないのが関学ロースクール出身の先輩弁護士の先生方が担当してくださる土曜ゼミの存在です。私は、在学生の頃だけでなく、修了してからも、土曜ゼミをフルに活用し、先輩弁護士の先生方から過去問の起案添削を受けて、一緒に過去問分析、検討をすることができました。そのおかげで、司法試験過去問を2時間以内に解いて答案を書きあげるという実践的な訓練をすることができ、本番でも2時間で答案を書きあげることができました。
 司法試験受験までには2年、3年と長い間、勉強を続けることになるので、学習環境が重要です。関学ロースクールでは、学生一人一人に自習机が割り当てられており、しかも、ロースクールが上ケ原キャンパスから西宮北口キャンパスへ移転して間もないこともあって自習室が非常にきれいです。その上、西宮北口駅直結のビル内に自習室があることから、学校までのアクセスが大変よく、雨の日でもぬれずに学校に通学できるのは有難かったです。さらに、資料室には参考書や専門雑誌、学習教材など書籍が豊富に備えられているため、自学自習にはもってこいの環境です。このように、関学ロースクールは、長期間勉強を継続できるだけの学習環境が十二分に備わっていることも、初回合格につながった要素だと思います。
 そして、合格につながった要素で何よりも大切なのが一緒に勉強をしてきた同期の存在です。2年、3年と同じ授業を受け、自主ゼミを組み、お互いに励まし合いながら最後まで司法試験の勉強を続けることができました。同期の仲間には本当に感謝しています。私は、関学ロースクール入学して、仲間とともに一緒に勉強していくことが司法試験最短合格につながる要素だと強く確信しています。これをご覧になった皆さんも関学ロースクール進学をご検討いただけますと幸いです。


Profile

2022年3月 関西学院大学法学部法律学科(司法特修コース) 早期卒業
2022年4月 関西学院大学 司法研究科 入学
2024年3月 関西学院大学 司法研究科 修了
 同年11月 司法試験 合格

宮原 一樹さん(既修者コース)

宮原  一樹 さん

 私は、関西学院大学法学部を卒業後、4年ほど法律事務所でパラリーガルとして法律実務に携わる仕事をしており、その後に関西学院大学司法研究科(以下「関学ロースクール」といいます。)の既修者コースに入学しました。
入学から司法試験までは、毎日朝は遅くとも8時前に登校し、夜は23時まで自習机(キャレル)で勉強していました。このような生活を維持する上で、関学ロースクールの校舎が阪急西宮北口駅直結のビルの中にあるという点が非常に大きなメリットでした。
 校舎が駅直結のため、改札を出ればそのまま建物の中を移動して数分で校舎までたどり着くことができます。これにより、登下校の時間をかなり細かくコントロールすることができますし、雨の日も自宅最寄駅までたどり着けば、以降は濡れることなく通学できます。
 些細なことのように思えるかもしれませんが、2年ないし3年もの間、休むことなく毎日十数時間勉強し続けなければならないロースクール生活においては、非常に大きなメリットになります。勉強したくない、休みたいと思っている時に、どれだけ自分を追い込むことができるかが非常に重要です。自宅と学校の位置関係や通学路の環境は、自分の心に言い訳を作らないためにとても大切な要素となります。

 私は、関学ロースクールにおいて、たくさんの友人間で助け合い、協力し合いながら勉強を続けてきました。関学ロースクールは少人数制だからこそ、学校全体がコミュニティとして一体性を有し、非常に良い雰囲気の中で勉強を続けることができます。互いに質問し合う、教え合うという環境は、インプットとアウトプットの両面でとても有効な方法だったと実感しています。
 また、少人数制のため先生方との距離も非常に近く、先生方とのコミュニケーションが取りやすいです。質問や起案添削の要望なども伝えやすく、丁寧に対応していただけます。先生方は指導熱心で、授業中だけでなく、授業時間外にメール等で質問をしても、驚くほど早急に解答していただけます。先生方がお忙しい時などは、深夜や早朝にメールの返信をいただけることも少なくなく、あまりの早さと丁寧さに、自分ももっと頑張らなければならないと発奮します。ロースクールでの学習は心身ともに疲弊していきますが、そのような状況において、熱意ある先生方から迅速丁寧なご指導をいただけるという環境は、自分を奮い立たせてくれます。

 私もそうでしたが、司法試験が自分の身の丈に合わない夢である人にとっては、常に自分を限界の少し先まで追い込み続ける日々が待っています。控えめに言っても地獄の様な毎日です。だからこそ、言い訳を許さない最高の環境で、何度でも自分を奮い立たせることができる関学ロースクールで、司法試験まで続く地獄の楽しい歩き方を見つけられたことが、私が司法試験に合格することができた理由だと思います。


Profile

2017年3月 関西学院大学法学部法律学科(司法特修コース) 卒業
2022年4月 関西学院大学 司法研究科 入学
2024年3月 関西学院大学 司法研究科 修了
 同年11月 司法試験 合格