[ 司法研究科 ]2018年 司法試験結果
2018年受験結果
☑合格者数 :8名
☑合格率 :10.7%
☑現役(初回)合格者数:4名*1
*1 現役(初回)合格者4名中1名(25%)は、法学部を3年で早期卒業後、本学ロースクール既修者コースを経て現役合格。
2018年(平成30年)司法試験の結果について ニュースへのリンク
受験者数 | 75 人 | ||
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短答式合格者数 | 42 人 | ||
最終合格者数 | 8 人 | ||
合格率 | 10.7 % | ||
合格者内訳 | 既修者 | 未修者 | |
受験者数 | 32 人 | 43 人 | |
合格者数 | 6 人 | 2 人 | |
合格率 | 18.8 % | 4.7 % |
合格者の声
山元 薫さん(既修者コース)
法律学の初心者でも、着実に学べる環境で現役合格。

私は法学部出身ではありますが、大学では政治学を学んでいたため、法律の勉強を始めたのはロースクール入学が決まってからでした。法律の用語や文章の書き方、ものの考え方といったところからほとんど馴染みのない分野だったので、予習するにもどこまで勉強すればいいのかわからず、復習してもなかなか手応えが感じられず、はじめは戸惑うことばかりでした。
このような法律学の初心者でも、法律の勉強の仕方をなんとなく掴めて、三年間勉強を続けてこられたのは、関学ローの学習環境があったからだと思います。
まず、面倒見の良い先生方や先輩方がたくさんいらっしゃるので、初学者にはとても心強いでしょう。学生の人数が少ないので、先生と学生との間や学生同士の距離がとても近く、授業でわからないところがあっても丁寧に教えてもらえるし、勉強方法や論文答案の書き方のコツも伝授してもらえます。土曜ゼミという制度もあり、関学ロー出身の弁護士先生方に答案の添削指導等をしてもらえます。勉強そのものだけでなく、試験のテクニック面についてもいろいろと指導してもらえるので、目下司法試験合格を目指す学生としては、非常に有効な制度だと思います。
また、入学当初からキャレルが一人一つずつ与えられているので、机に向かえばいつでも勉強に集中することができます。来年度からは西宮北口駅にキャンパスが移るので、交通の便もよくなるでしょう。学校に行きやすい、机に向かいやすいというのは、勉強のハードルを下げることになるので、勉強を続けていくうえでとても重要なことだと思います。
そして何より、学校で勉強をしていると、同じ目標を持つ仲間が近くで頑張っているのを見て励まされるし、実務家の先生方や合格した先輩方から様々な方面の仕事の話を聞いて、合格した先の目標を具体的に考えることができます。司法試験の勉強それ自体は、どうしても嫌になったり面倒に感じたりすることがありますが、多くの人から刺激を受けて頑張り続けることができるのが、ロースクールの大きなメリットでしょう。
合格できるかどうかは、ロースクールの合格率とは関係ありません。合格率の高いロースクールでも不合格になる人は不合格になるし、逆もしかりです。それならば、初学者にとっては、初学者が学習しやすい環境のあるロースクールを選ぶのが良いのではないでしょうか。私にとっては、それが関学ローだったということです。
Profile
2015年3月 関西学院大学 法学部(政治学科)卒業
同年4月 関西学院大学 司法研究科 入学(未修者コース)
2018年3月 関西学院大学 司法研究科 修了
同年 司法試験 現役(初回)合格
福本 龍之介さん (未修者コース)
現役合格で、小学生からの夢「弁護士」の道へ。

私は、小学生の頃から弁護士になろうと決めていました。そして、大学生になった私はロースクールへの進学を自然と考えるようになっていました。とはいえ、特にそのために勉強することなく、気になった書籍を図書館で読む程度で、大学生活の殆どの時間をアルバイトや遊びに費やしていました。
そのような大学生活を過ごし、司法試験の勉強を殆どしていなかった私でしたが、何としても現役合格をしたかったので、司法試験の合格率が高い国立のロースクールに進学しようと考えていました。そのため、当初、関学ロースクールに進学することを考えていませんでした。
しかし、遊んでばかりいた私が志望するロースクールに受かるはずもなく、どのロースクールに進学するか悩みました。そこで、その頃、短答式試験の合格率が高く、私の家から近かった関学ロースクールに進学することを選びました。
今振り返ると、関学ロースクールに進学できて良かったと思っています。時には、関学ロースクールへの進学は間違っていたかなと思うときもありましたが、私を理解してくれる先生や先輩、友人に巡り合うことができたのは関学ロースクールのおかげだと思っています。そして、関学ロースクールは、勉強はもちろんのこと「+α」を学ぶことのできるロースクールだと思います。
私のように司法試験の合格率が高いロースクールに進学したいと思う人は多いはずです。そのようなロースクールに進学したい理由は、大学生の頃の私のように「現役合格」のためではないでしょうか。であれば、関学ロースクールに進学したとしても、現役合格をすることは難しくないですし、ここであれば、「+α」を学ぶことができます。これが、関学ロースクールの最大の特徴だと思います。
ロースクールへの進学を考えている⽅々には、関学ロースクールへの進学を検討して欲しいと思います。
Profile
2015年3月 近畿大学 法学部(法律学科)卒業
同年4月 関西学院大学 司法研究科 入学(未修者コース)
2018年3月 関西学院大学 司法研究科 修了
同年 司法試験 現役(初回)合格
槙峯 未香子さん(既修者コース)
実務家教員の「現場の声」をききながら、仲間と共に日々邁進(まいしん)。

法律の勉強がしたい、その上でその勉強が仕事に繋がればいいな。そんな軽い気持ちで私は、ロースクール進学を決断しました。学部の4年間も関西学院に通っていたので、キャンパスの居心地の良さや、そのほか多くの支援がある点に魅力を感じ、本学ロースクールへ進学しました。
学部在学中に本格的な法律の勉強はしていなかったにもかかわらず、学校に通う期間は短い方が良いと安易に考え、既修者コースで入学しました。そのため,学習量がかなり多くなり、負担が大きかったです。勉強に取り組むにあたり、自分の習熟度を見極めることの大切さを痛感させられました。その後、講義を担当してくれる先生方の温かく丁寧なご指導があり、大きく成長することができたのだと非常に感謝しています。
教員の先生方や事務室の方が、とても親身になって学生一人一人のことを考え、接してくれます。これが、関学ロースクールに通って1番良かったと私が感じることです。実務で活躍されている弁護士の先生方のお話から法曹としての楽しさや厳しさを知ることができました。そのお姿には憧れるものがあり、自分の将来を考える契機ともなりました。日々邁進される先生方のお姿に、私自身も現状に満足することなく向上する心を持ち続ける法曹でありたいと思うようになりました。そのためにも、学び続ける姿勢を大切にしたいです。
最後となりましたが、関学ロースクールへ進学を考えている皆様へ。司法試験合格までの日々は過酷で辛いと感じるときもあるかもしれません。しかし、一緒に頑張っている仲間や先生方などたくさんの人に励まされ、必ず乗り越えることができると思います。頑張ってください。
Profile
2014年3月 関西学院大学 法学部(法律学科)卒業
同年4月 関西学院大学 司法研究科 入学(既修者コース)
2016年3月 関西学院大学 司法研究科 修了
2018年 司法試験合格