第10回国連グローバル・コンパクト日中韓ラウンドテーブル参加報告(高橋萌那)

[ 編集者:国連・外交統括センター       2018年9月13日   更新 ]

「第10回国連グローバル・コンパクト日中韓ラウンド・テーブルに参加して」

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高橋 萌那
(タカハシ モナ
※写真左から2人目)
社会学部 1年生
開催地: 韓国・ソウル
実施期間:2018.8.30~9.1

●参加したきっかけは?

高校生の卒業論文で持続可能な開発について書いてから、私はSDGsや持続可能な社会などに興味があり、今回のUNGC日中韓ラウンドテーブルのテーマが”SDGs for Business-challenges or opportunities?“ということで、とても興味を持ちました。私たち大学生が普段、大学生活の中で持続可能な開発について授業で学ぶことはあっても、体験するという機会はなかなかありません。今回の日中韓ラウンドテーブルでは、企業や団体が持続可能な社会の実現を目指し、成長を実現する国連の枠組みとして活動しているUNGCが主催ということもあり、私は日中韓の学生の1人としてぜひ参加してみたいと思いました。

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●プログラム内容は?

プログラムは8/30〜9/1の3日間で、初日はアモーレパシフィックという韓国第一位の化粧品メーカーの会社を見学しにいきました。会社のオフィスの様子を見学し、CSR活動やSDGsに向けての取り組みのプレゼンテーションを聞き、その後は日中韓のユースがGovernment, Business Academia & Civil Societyの3つのグループに分かれて、明日の会議でBusiness for Peace in East Asiaをテーマにプレゼンテーションを行う準備に取り組みました。その後、歓迎ディナーが行われ、韓国の伝統的な舞台を見ながら食事をし、参加している学生と仲を深めました。ホテルに戻った後も、自分たちのグループで明日のプレゼンテーション作りを日にちが変わったのを忘れるぐらい、集中し取り組みました。

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2日目は、Global Compact Network Korea, China, Japanの代表の方々や国際連合事務総長の挨拶から始まり、Challenges of Aging Society and innovative solution とThe 4th industrial Revolution and its impact on SDGsについて、パネルディスカッションが行われました。お昼には各国が事前に取り組んだビデオを見ながらお昼を食べ、午後からはユースの発表が始まりました。3つのチームが15分ずつ発表し、大学の教授からコメントをいただき、朝から始まった会議が終わりました。

3日目はオプショナルツアーということで、私はチマチョゴリを着て昌徳宮(Changdeok palace)にいきました。

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●学んだこと・感じたことは?

今回のプログラムの参加者の中で一回生は私だけで、3カ国からの参加者の中には大学院生も数多くおり、中国からの参加者の中には来月から社会人になる人も含まれていました。彼らが持っている知識や英語能力はとても優れていて、助けてもらう事が度々あり、もっと上を目指して勉強する必要があると思いました。

●参加に必要な準備は?

韓国に行くまでの連絡や会議は全てオンライン上で行われるので、参加に必要な準備としては、届くメールやフェイスブックでのやり取りは全て目を通して、自分の意見をいうということだと思います。また会議で行う発表のチーム分けは事前に行われるため、自分のチームのテーマについて調べて行くことによって、ディスカッションに貢献することにも繋がります。

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●さいごに(帰国後、経験を活かしてやりたいこと等)

UNGC日中韓ラウンドテーブル中、韓国と中国からの参加者が会議の質問時間に質問をする姿を見て、彼らの積極性が日本人の参加者に比べて高いということを実感し、また自分が日本語では伝えられることを英語では思ったように伝えられていないと感じたことから、私は「自分の考えていることをきちんと伝える」ということを目標に頑張っていきたいと思いました。