[ 国連・外交統括センター ]センター長挨拶

国連・外交統括センター長 村田 俊一

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関西学院のモットー“Mastery for Service(奉仕のための練達)”は、関西学院の建学の精神を簡潔に表現するものであり、「社会貢献のためにこそ実力を身につけよ」と解されています。その本質を世界規模で実践し、人の心の痛みに共感できる「世界市民」の育成に貢献することが当センターのプログラムの目的です。
昨今、地球規模の課題は複雑、多岐にわたりますが、これまでも本学は国際社会で活躍する人材、特に国際公務員の養成に尽力し、この伝統は国内外から高く評価されております。
2014年度、文部科学省に採択されたスーパーグローバル大学創成支援事業の5つの柱の内の1つとして当センターが誕生しました。スーパーグローバル大学創成支援事業は2023年度で終焉を迎えましたが、この事業を通して、当センターのプログラム・コースから国連・国際機関等の国際協力分野で活躍する多くの修了生を輩出することができました。
ここで培われた人材育成の精神とそのサスティナビリティを強化し、また、当センターのプログラムだけでなく、本学内で同様の目的の下に実施されている他のプログラムに協力することも通じて、これからも国際社会で通用する能力を兼ね備えた「世界市民」の育成に邁進していく所存です。

 

村田俊一 教授 プロフィール

関西学院大学 特別任期制教授 兼 国連・外交統括センター長
国連大学サスティナビリティ高等研究所アドバイザー・客員教授
外務省独立行政法人評価アドバイザー
1976年、関西学院大学法学部政治学科卒業。米国ジョージワシントン大学院修士課程修了(国際政治専攻)、同博士課程修了、その後ハーバード大学大学院ケネディスクール管理職特設プログラム修士課程修了(組織管理学専攻)。
国連開発計画(UNDP)のウガンダ、エチオピア、スーダン、中国、モンゴル、フィリピン等の各常駐代表事務所での勤務を経て1999年よりブータン常駐代表兼国連常駐調整官に就任。2002年より関西学院大学総合政策学部教授、2006年よりUNDP駐日代表、2011年より国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)事務局次長等を歴任した後、2015年秋学期より関西学院大学総合政策学部特別客員教授、2016年4月より関西学院大学総合政策学部国際政策学科専任教授兼国連・外交関連プログラム室室長に就任。
2019年より国連大学サスティナビリティ高等研究所アドバイサー・客員教授。
2024年4月より関西学院大学国連・外交統括センター長。