2021.03.01.
池上彰教授による「国際教養としての時事問題」学内オンライン公開授業を実施
2月16日、ジャーナリストの池上彰さんが本学の客員教授として担当する授業「国際教養としての時事問題」の第1回目授業を本学学部生対象にオンラインで公開し、本科目履修生、聴講生併せて300名以上の学生が参加しました。
公開授業のテーマは「新型コロナによる世界政治・経済への影響」。
新型コロナウィルス感染症のパンデミックが世界の政治・経済に及ぼす影響を人類と感染症の歴史を俯瞰しつつ解説し、ポスト・コロナの世界情勢と、それが日本を含む東アジアに及ぼす影響についても考えるという主旨の講義でした。
講義冒頭、池上先生は、この1年間コロナ禍でオンラインでの学業を余儀なくされてきた学生達に向け、「人生には孤独と向き合う時間は必要で、むしろ成長を促す機会になりうる。」と温かいエールを述べられた後、90分にわたり、熱意溢れる授業を展開されました。
講義後半の質疑応答では、予定していた時間を過ぎるほど、熱心な質問が多数寄せられ、参加者の関心の高さが伺えました。出席者アンケートには、「情報に惑わされずに自ら深く考えるための知識を身に着けたいと強く思った」「オンラインということを忘れるほど濃い時間だった」「時事問題と歴史との関りについて、今一度深く学びたいというモチベーションになった」等の感想が多数寄せられました。
池上先生ならではの、時事問題を史実からひも解き、多彩な切り口から解説なさる講義に学生たちの学びへの新たな意欲が強く刺激され、充実の授業となりました。