2025.07.07.
UNICEFラオス事務所 児童保護部門チーフ 小林葉子氏による特別セミナーを開催(7/5)
UNICEFラオス事務所 児童保護部門チーフ 小林葉子氏を本学西宮上ケ原キャンパスにお迎えし、学生向け特別セミナーを開催しました。
小林氏は、自身の幼少期や学生時代の経験のお話から、青年海外協力隊、アメリカへの留学や国際機関インターン勤務等を経てUNICEFでのキャリアを開始されたことについて順を追って丁寧にお話しくださいました。また、JPO(ジュニア・プロフェッショナル・オフィサー)の選考に臨む前には、本学の久木田純 国内客員教授(元UNICEFカザフスタン事務所代表)の話を聞いて、UNICEFの職員を志したこと等についても触れられました。
UNICEFでのキャリアとしてはジンバブエ事務所での勤務を皮切りに、スリランカ、ウガンダ、ネパール、ケニア、そして現在のラオス等世界各地の事務所での経験を積まれ、各地の児童が抱える問題及び被害の実例や保護の具体例等についてもお話しくださいました。

質疑応答のセッションでは、学生からの質問に対し、「学生時代にできることはたくさんあるが、少しでも興味があることをとにかく実行してみること、現場に行ってみることを心掛けてほしい。資格ではなく、自分が何をしたいのかが重要で、それを実現するために自分から動いていくことが大事」とのアドバイスをくださりました。
セミナー終了後には参加学生から、「今もなお満足した生活をすることができない子ども達の話を聞いてとても辛かったが、現実的に課題に対応していく実際の体験談をお聞きして、自身も世界の課題解決のために貢献していきたいと改めて強く感じた。」「子育てとも両立させながら国際協力の第一線で働かれており、私もそのようなキャリアを目指したいと思いました。」「話はとても感動的で、自身の人生を他者のために捧げてきた方の活動について深く知ることができた。」等の感想が寄せられました。国際協力分野でのキャリアに関心を持つ学生たちにとって、UNICEFの活動や世界各地の児童が抱える問題とその保護に関する事例についての理解を深め、自身のキャリア構築についても考える機会となり、参加者にとって非常に有意義なセミナーとなりました。
