2024.12.12.
IFAD(国際農業開発基金) 日本連絡事務所代表 加藤 真理子氏によるセミナーを開催(12/11)
国際農業開発基金(IFAD)日本連絡事務所代表の加藤 真理子氏をお迎えし、「国連でのキャリア形成と食料問題に関するセミナー」を開催しました。
開発途上国の農村地域における農業と農業開発のために融資を行う国連の専門機関としてIFADが設立され、貧困と飢餓の撲滅に取り組んできた事例の紹介に始まり、日本連絡事務所で特に力を入れている民間企業とのパートナーシップ拡大への取り組みについてお話くださいました。
気候変動等によって食料生産現場でも様々な問題が生じている今日の状況において、加藤代表は今後の活動について、「途上国の農業は日本に住む人々や日本企業にも多大な影響があり、途上国の小規模生産者と日本の官民を結ぶ付けるプロジェクトを拡大していきたい」と言及されました。
また、国連でのキャリア形成についてのお話では、大学院時代やUNICEFでのご経験から現在のIFADでのご勤務についてお話しいただき、ご自身の経験を踏まえながら国連職員としてのステージごとのステップアップに関して、「キャリアの分岐点では悩んだこともあり、勢いで新しい世界に飛び込んだこともあったが、過去の自身の選択を正解にしていけるのは自身の行動である」と具体的なアドバイスもくださいました。
国際協力分野でのキャリアに関心を持つ学生たちにとって、IFADの活動や食料問題についての理解を深め、自身のキャリア構築について参考にさせていただける大変貴重な機会となりました。