2023.10.25.
国連・外交インターンシップ報告:杉本 真佑(UNICEF 東ティモール事務所)

Sugimoto_Internship Photo 1

杉本 真佑(スギモト マユ)
経営戦略研究科(IBA) Global Public Management Program 1年
福岡大学 商学部第二部 卒業
実習機関:UNICEF(国連児童基金)東ティモール事務所 (ディリ、東ティモール民主共和国)
実習期間:2023.8.4~2023.9.22

Mayu SUGIMOTO
1st year of Global Public Management Program, International Management Course,
Institute of Business and Accounting
B.A. (Faculty of Commerce, Fukuoka University)
Internship institution: UNICEF, Timor-Leste (Dili)
Internship duration: 2023.8.4~2023.9.22

●Details of your internship / インターンシップの内容
UNICEF東ティモール事務所での以下の財務・会計業務

- Spot Check (支出に関する調査)
-資金提供先団体から提出された書類の確認


● What you learned from the internship program / インターンシップでの学び
インターンシップ全体を通して痛感したことは、現地言語が扱えない不便さとそれにより生じる業務の非効率・質の低下に関する懸念で、またそのこと自体が学びにもなりました。
特に支出に関する調査(Spot Check)では、実際にUNICEFが資金提供した先の担当者と取引内容や内部統制の確認をするコミュニケーションが発生するのですが、現地の担当者が英語をあまり話せないことやニュアンスが伝わらないこともあり、非常にもどかしい思いをすることもありました。
また、国際協力というと直接現場で支援をする活動がイメージされがちですが、経理や書類管理の仕方、有効な内部統制の導入など、経営管理という面での支援の必要性を改めて認識する機会となりました。


●The linkage between the internship program and UNFA Course contents / 国連・外交コース授業での学びとインターンシップ
久木田先生(国連・外交コース教授)のご指導のもと、UNICEFの財務・会計に関するインターンシップを実施することができ、渡航前から手厚くサポートいただきました。
現地滞在中にも久木田先生が指導・引率されている本学学部生のプログラム「国連・外交フィールドワーク」のディリでの渡航が私のインターン期間とちょうど重なっていたことから、インターンの中間地点で現状の共有・課題の確認と共に、途上国の国連機関の現場で特に注意しておくべきポイントや現状の課題に対するアドバイスを頂き、より充実したインターンシップとすることができました。
修士1年次の夏季休暇でのインターンシップ実施でしたが、国連が置かれている立ち位置や現状の課題を学んでいたことにより、カントリーオフィスで見える課題点とそれに対応する世界全体での問題をリンクさせ、より深い経験・知識を得ることが出来たと感じています。


●Future career plan / 将来の目標、キャリアプラン
将来は国連・国際機関の監査・会計・財務に関する職務に従事することで、国際貢献ができればと考えています。
卒業後のキャリアプランとしては、JPO試験を第一に見据えつつも、UNVやYPP試験など、国連でのキャリア形成の第一歩を模索していく予定です。


●What you thought after the Internship / インターンシップに参加しての感想
MBAと国連を掛け合わせた特別なコースを備えていることが、IBAや国連・外交コースの大きな特色であり、強みの一つです。
国連のキャリア形成において必要な知識や方法を惜しみなく、国連キャリアを築き上げた教授陣にご共有頂ける機会に巡り合えたことに感謝しつつ、インターンシップを通じて新たに得た人脈も大切にしながら今後のキャリアに繋げて行きたいと思います。

Sugimoto Internship Photo 2
UNICEF東ティモール事務所にて
Sugimoto Internship Photo 3
東ティモールでの「国連・外交フィールドワーク」にて活動中の本学学部生、教職員と
(前列右から2人目:杉本さん、後列左から3人目:久木田純教授)
 
◆関西学院大学大学院副専攻「国連・外交コース」2024年度生 出願について◆
「国連・外交コース」は、主専攻の研究科(博士前期課程)に所属しながら副専攻として履修する国連・国際機関などの職員養成に特化したプログラムです。
国連職員はもとより、外交分野や国際公共分野のリーダーなど、世界の様々な課題を解決するプロフェッショナルな人材を養成することを目的としています。

詳しくは下記Webページをご覧ください。
https://www.kwansei.ac.jp/unfa/graduate