2020.04.01.
国連・外交インターンシップ報告:藤本 実希(WHO神戸センター)

インターンシップにて。(写真左:本人)
藤本 実希(フジモト ミキ)
人間福祉研究科 修士2年(国連・外交コース履修)
神戸市看護大学 看護学部看護学科卒業
実習機関:WHO神戸センター(兵庫県神戸市)
実習期間:2019.10.22~2019.12.4
●インターンシップの内容
スーパーバイザーとともに設定した研究テーマについてリサーチし、インターンシップ最終日に研究内容についてプレゼンテーションを行う。
●インターンシップでの学び
WHOの研究者は、国内外の様々な機関と連携しながら、多岐にわたる研究、プロジェクトを行っている。多くの課題が存在する中で、WHOのミッション、世界情勢を十分に理解し、優先順位をつける重要性を痛感した。研究テーマについてはインターン前から取り組んでいたものであったが、スーパーバイザーとのディスカッションを重ねていく上で、研究テーマに関する理解が深まり、新たな視座を得ることができた経験は忘れられない。最終プレゼンテーション、その後のディスカッションでは、経験豊富な研究者の方々からの助言を通して、多角的な視点を得ることができ、非常に貴重な機会だった。それらをやり遂げた経験は自信につながった。
●国連・外交コース授業での学びとインターンシップ
インターンシップでの学びは、国連・外交コースでの学びが基盤になっている。特に、”Research project in UN”, “Global sustainable development”, “Global communication”では国際機関に求められるプロジェクトやコミュニケーションスキル、SDGsについて実践的な知識を得ることができた。それらの知識は、インターンシップにおいてWHOの役割・ミッションを理解する際、非常に役立った。
●将来の目標、キャリアプラン
海外の大学院に進学し、研究を継続したい。今後世界中の国々で超高齢社会を迎えようとしている。日本をはじめとする超高齢社会を経験している国々の知恵を、資源が限られている国・地域でも活かせる方策を考えていきたい。最終的には自分の経験を看護教育に還元したい。加えて、研究者、スタッフの方々が温かく迎え入れてくださり、非常に恵まれた環境でインターンシップをさせていただき感謝している。国際機関に身を置かせていただいた貴重な経験を、今後自分のキャリアに反映していきたい。

◆国連機関等インターンシップ&国際機関へのキャリア支援◆
本学は、多くの国連機関等とインターンシップ協定を締結しており、これまでに多数の学生(主に大学院生)を国連・国際機関にインターンシップ派遣してきた実績があります。
総合政策研究科「国連システム政策専攻」および大学院副専攻「国連システム政策」の国連その他機関でのインターンシップにおけるサポートは、国連・外交統括センターが担当します。
また、当センターは本学卒業生・修了生に対する国際機関キャリア支援も行っています。
国連機関等インターンシップ&国際機関へのキャリア支援