2019.10.29.
国連・外交インターンシップ報告:神前 駿太(JICA関西)

神前 駿太(コウサキ シュンタ)
国際学研究科修士2年(国連・外交コース履修)
京都外国語大学 外国語学部卒業
実習機関:独立行政法人国際協力機構 JICA関西
実習期間:2019.8.2~2019.8.30
インターンシップの内容
市民参加協力課にて地域住民(中・高生や企業等)に向けた国際協力参加促進活動や、開発教育セミナー等の開催等を担当しました。
インターンシップでの学び
普段の大学院生活や自身の研究では国際連合やJICA,SDGsなどの用語や知識は様々な機会を通して学んでいますが、それらについて、特に国際社会の関心が高いSDGsについて見聞きしたことがない人が多くいることそして、SDGsへの世間の関心度合いを肌身で感じることができました。他方で、全ての人がアクターであるSDGsにおいて、現在SDGsについて知らない人たちを巻き込んでいく難しさ、どのようにして巻き込んでいくのかを考えさせられる良い機会となりました。
国連・外交コース授業での学びとインターンシップ
これまで、国連・外交コースで学んできたことの多くは多国間援助を行う組織についてだったため、本インターン先JICAの二国間援助とは異なる点も多いのではないかと、インターンに参加するまでは多少不安がありました。しかし、実際に携わらせていただいた業務の中には国連・外交コースで学んだことが活きる場面がいくつかあり、例えば、国連機関等が行う広報活動に関して学んだ知識が、インターンシップ参加中の広報記事作成の際に活用でき、大いに役立ちました。

インターンシップでの広報活動にて
将来の目標、キャリアプラン
国際協力(教育分野)に携わりたいと考えている一方で、どのような形で介入するかで悩んでいるのが現状です。しかしながら、関西学院大学院および国連・外交コースで、国際協力には様々なアクターがいること、国際協力への参加は種々様々であることを知り、必ずしも希望通りの道を歩めなかったとしてもそれで国際協力へのキャリアが閉ざされるわけではないことを学びました。
ひとまず、来年から2年間のJICA海外協力隊で様々な経験・知識を蓄え、その時々の自分にできる形で国際協力に携わりたいと考えています。
◆国連機関等インターンシップ&国際機関へのキャリア支援◆
本学は、多くの国連機関等とインターンシップ協定を締結しており、これまでに多数の学生(主に大学院生)を国連・国際機関にインターンシップ派遣してきた実績があります。
総合政策研究科「国連システム政策専攻」および大学院副専攻「国連システム政策」の国連その他機関でのインターンシップにおけるサポートは、国連・外交統括センターが担当します。
また、当センターは本学卒業生・修了生に対する国際機関キャリア支援も行っています。
国連機関等インターンシップ&国際機関へのキャリア支援