2022.03.08.
国連・外交インターンシップ報告:奥平 裕士(UNFPA駐日事務所)

奥平 裕士(オクダイラ ユウシ)
経営戦略研究科(IBA)国際経営コース Global Public Management Program 2年
関西学院大学 国際学部卒業
実習機関:国連人口基金(UNFPA)駐日事務所(東京)※インターンシップは全てリモートで実施
実習期間:2021.09.01〜2022.03.31
Yushi Okudaira
2nd year of Global Public Management Program, International Management Course, Institute of Business and Accounting
B.A. (School of International Studies, Kwansei Gakuin University)
Internship Institution: UNFPA Tokyo (Remote Internship)
Internship Duration: 2021.09.01-2022.03.31
●Details of your internship / インターンシップの内容
・国連人口基金の認知度を高めるためのSNSやニュースレターを通じた広報活動
・日本政府による補正予算事業の進捗をまとめた記事の翻訳およびビデオの編集
・デジタル暴力と児童婚をなくす政策の意思決定につなげるアドボカシー活動
・国際デーに関する企画運営(女性器切除根絶の日、国際高齢者デーなど)
・イベント(オンライン・オフライン)の運営補佐
● What you learned from the internship program / インターンシップでの学び
国連人口基金にとって日本は主要なパートナーであるにも関わらず、そのことは国内であまり知られていません。国連人口基金は日本政府の支援のもと、コロナ禍にあっても脆弱な立場に置かれた女性と少女の命をつなぐ活動を継続しています。この事実を少しでも多くの人に知ってもらい、その先のアクションにつなげるためにはどういうメッセージを届ければよいのか、いつ発信するのか、誰にシェアしてもらうことが効果的なのか、広報インターンとして試行錯誤を繰り返しました。
●The linkage between the internship program and UNFA Course contents / 国連・外交コース授業での学びとインターンシップ
国連人口基金は「人口問題」という一つの課題に対して、ミクロからマクロまで幅広い視点からアプローチする国際機関です。扱うトピックはリプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)や人口高齢化、ジェンダー不平等など多岐に渡り、これらを国連・外交コースで学べていたことは大きく役に立ちました。また、実務経験豊富な先生方から、国際機関が求めるライティングスタイルやコミュニケーションスタンダード、広報に関するフレームワークを学ぶ機会もあり、実際の業務に活かせる場面が多くありました。
●Future career plan / 将来の目標、キャリアプラン
卒業後、国家公務員総合職としてのキャリアがスタートします。本コースや国連人口基金で学んだことを活かして、政府、国際 機関、企業、個人、さまざまな利害関係者の方の意見を傾聴し、日本と日本国民のための政策立案ができる視野の広い行政官になりたいと思います。
●What you thought after the internship / インターンシップに参加しての感想
コロナ禍の中、インターン生として受け入れて下さったこと、そして日々建設的に業務のご指導をしてくださったことに感謝いたします。中でも、アジア太平洋事務所の方には、動画編集の知識やSNSにおけるメッセージング、ニュースレターのヘッドラインの書き方など、今後のキャリアにも直結するアドバイスをいただくことができとても勉強になりました。また、バックグラウンドの異なるインターン生とともに働き、日々学びを深められたことは大きな財産です。
◆国連機関等インターンシップ&国際機関へのキャリア支援◆
本学は、多くの国連機関等とインターンシップ協定を締結しており、これまでに多数の学生(主に大学院生)を国連・国際機関にインターンシップ派遣してきた実績があります。
総合政策研究科「国連システム政策専攻」および大学院副専攻「国連システム政策」の国連その他機関でのインターンシップにおけるサポートは、国連・外交統括センターが担当します。
また、当センターは本学卒業生・修了生に対する国際機関キャリア支援も行っています。
国連機関等インターンシップ&国際機関へのキャリア支援