2021.12.01.
元UNDPモルディブ代表・藤井明子氏による「国連・外交コース」オープンセミナーを開催 (12/1)

本学西宮上ケ原キャンパスにて、オープンセミナーの様子。

本学西宮上ケ原キャンパスにて、オープンセミナーの様子。

12月1日(水)、元UNDP(国連開発計画)モルディブ事務所常駐代表・藤井明子氏による大学院「国連・外交コース」オープンセミナーを本学西宮上ケ原キャンパスにて対面で開催しました。
今回のセミナーは"Human Development in Climate Crisis-From experiences in Small Island Developing States (SIDS) –“がテーマで、本学国連・外交コース履修生及び一般参加者15名が受講しました。

本学西宮上ケ原キャンパスにて。オープンセミナーでのグループワーク。

本学西宮上ケ原キャンパスにて。オープンセミナーでのグループワーク。

藤井氏は、SIDS(小島嶼開発途上国 (しょうとうしょかいはつとじょうこく);太平洋・西インド諸島・インド洋などの、狭領土で低地の島国)各国でUNDPのミッションに携わり、指揮をとってこられました。今回はSIDSの概要についての説明に続き、モルディブの現状にフォーカスしてご講義くださり、SIDSならではの構造的・文化的な調整の難しさと、多様な問題の解決に向けた、個人・自治体・国家・国際機関等の各アクターの行動選択の重要性、UNDPの取り組みについてを、ご自身の近年の実務経験を基にお話くださいました。
講義の終盤には、全員がペアワークを行い、活気溢れる授業となりました。

オープンセミナーにて。写真左から久木田純教授、藤井明子氏、村田俊一教授。

オープンセミナーにて。写真左から久木田純教授、藤井明子氏、村田俊一教授。

UNDPの第一線で指揮を取られてきた藤井氏によるご講義に、参加者は熱心に聴き入り、インタラクティブなディスカッションの時間もあって、非常に熱のこもったセミナーとなりました。
なお、オープンセミナー当日は「世界をオレンジ色に:今すぐ女性に対する暴力を終わらせよう!#Orangetheworld End violence against women now!」 キャンペーンの期間中ということもあり、藤井氏はオレンジ色の装いで本学にいらっしゃいました。
※#Orangetheworld は2021年の女性に対する暴力撤廃の国際デー(11月25日)と、16日間の UNiTE女性に対する暴力撤廃のキャンペーン (11月25日~12月10日)のテーマです。関西学院大学でも、このキャンペーンに賛同し、支持しています。