[ 国連・外交統括センター ]学部副専攻「国連・外交プログラム」履修生の声
ー 佐々木 瑠里さん(教育学部 卒業) ー

※内容は取材当時のものです。

現在の仕事内容等

大学卒業後は日本国内で小学校教員として勤務していましたが、仕事を通じて自分の未熟さを感じ、あえて職種や国を変えて新たな挑戦をすることに決め、現在はインドネシアにある旅行代理店に勤務しています。同僚の多くがインドネシア人であるため、業務ではインドネシア語を使っています。言語や文化の違いから意思疎通に苦労することもありますが、どうすればより良い仕事ができるかを日々考えながら業務にあたっています。

プログラムを履修した理由や履修当時の思い出

大学入学当初から、教育を国際協力と結びつけて学びたいと考えており、教育以外の分野に興味を持っている学生たちと、より実践的な内容を学べる機会を求めて国連・外交プログラムを履修しました。

2年生の秋学期には、プログラムの一環としてインドネシアの教育現場で国際社会貢献活動に参加しました。現地での学びを他の学生の経験や実務経験がある先生方からの指導を通して深めることで、より自分のものにすることができたと感じています。また、現地の活動に基づいたプレゼンテーションを授業で行うなかで、自分の考えの甘さや視野の狭さを先生に指摘いただいたことは、今でも私の成長の原動力になっています。

プログラムでの学びや経験が役立っていると思うことや履修してよかったと思うこと

国連・外交プログラムを通じて、新たな視点を得るとともに、学び続ける姿勢を改めて意識するようになりました。それまで教育に対しては強い関心をもっていましたが、より良い教育を世界で実現するためには、教育以外も非常に重要であることを改めて認識しました。

また、長期目標を立てて日々学び続けておられる先生方に指導いただくことで、常に変化し予測が難しい時代において何が求められているか、そしてその中で自分に何ができるのかを常に考え続けることの大切さを学ぶことができました。

プログラムをめざす後輩、履修中の学生に向けてメッセージ

国連・外交プログラムには、さまざまな学部から異なるバックグラウンドを持つ学生が集まります。教育に興味が偏っていた当時の私にとっては、教育以外の分野に強い関心をもち、世界をより良くするために真剣に学んでいる仲間たちと切磋琢磨できたことは、非常に刺激的な経験でした。国連や国際機関などに興味があり、学部の学びにとどまらず、広い視野で実践的な学びを深めたい方には最適なプログラムです。また、卒業後も定期的に事務室から連絡をいただいており、初心を思い出させてくれる点もこのプログラムの魅力だと思っています。