[ 国連・外交統括センター ]学部副専攻「国連・外交プログラム」履修生の声
ー 安達 侑希さん(総合政策学部 4年) ー

※内容は取材当時のものです。

 

国連・外交プログラム履修を志望した理由

国際機関での実務経験を積まれた先生方から直接、国際関係を学べる点に強い魅力を感じ、国連・外交プログラムを志望しました。私は大学1年次から国際社会に強い関心を持ち、将来は国際問題の解決に大きく貢献できる人材になることを目指しています。このプログラムでは、大学2年次という早い段階からハイレベルかつ実践的な知識を習得することができます。さらにメンター制度が充実していることから、授業外で担当教員との繋がりをもつことができるため、大学生活やキャリアに関する具体的なアドバイスを得られる環境が整っています。こうした学びとサポート体制を通じて、目標実現に向けた基盤を築けると考え、このプログラムの履修を志しました。

授業・先生についてや履修しての感想

国連・外交プログラムの主要科目はプログラム生限定の少人数構成となっています。授業は履修生と国連機関等で実務経験を積まれた教員との距離が近く活発な議論が行われ、多くの学びを得ることができます。講義内容にはディスカッションが多く含まれ、主体的な参加が求められる授業雰囲気でした。そのため授業内容を深く理解する必要があり、復習や質問を用意するための予習など、綿密な準備が毎週欠かせませんでした。

特に、2年次に受講した講義のグループワークの課題では、非常に難しい内容に挑戦する中で、仲間と夜遅くまで議論を重ね、プレゼンテーションの準備を行いました。これらの経験は今でも印象深く記憶に残っているとともに、単なる知識の習得にとどまらず、論理的思考力や表現力を磨くことができたと思います。また、興味のある分野を深く掘り下げて学ぶ楽しさを実感し、国際協力に対する学びへの意欲が一層高まりました。

こうしたハイレベルな内容で、自由闊達な議論ができる授業を学部生の早い段階から受講できることは、このプログラムならではの大きな魅力だと感じています。国際問題に関心がある学生にとって、このプログラムは視野を広げるだけでなく、大きな成長を遂げる絶好の機会です。

国連・外交プログラムと学部や他のプログラムでの学びの関連性

国連・外交プログラムの講義を受講する中で、私自身も大学生活を通じて実践的な活動に挑戦したいという思いが一層強まりました。そのため、プログラムや学部での座学の授業と並行して、長期休暇や秋学期期間を活用し、インターンやCIEC提供の国際ボランティアプログラムに参加しました。

関学独自の  国際ボランティアプログラム  である「国際社会貢献活動」では、二国間協力の最前線を経験したいという思いから、モンゴルの日本人材開発センターでの業務に従事しました。現地では、モンゴルの魅力を動画で発信する広報活動や、日本文化を伝えるイベントの運営に携わり、さらに様々な国際機関と連携したプロジェクトにも関与しました。実際に発展途上国の「開発」の現場を目にする中で、国連・外交プログラムの講義で学んだ内容が実践と結びつき、知識が立体的に広がることを実感しました。

また、同期の仲間たちも積極的に留学や国際ボランティアプログラムに挑戦しており、活動中や帰国後に「国際協力の現場」について議論を交わす機会が多く、これがさらに視野を広げる刺激となっています。

このように、国連・外交プログラムでの学びは単なる講義内での知識の習得にとどまらず、大学4年間を通じた活動、また卒業後のキャリアという長期的な視野で、活きる知識となり、深みのある学びを得ることができる仕組みになっていると思います。

進路、将来の目標

卒業後は、貿易促進に関わる政府系機関に就職する予定です。モンゴルでの活動を通じて、日本にしかない強み・魅力が、より良い世界を創る上で大きな原動力になるのではないかと考えるようになりました。そのため私は、世界益と国益の公正な最大化を目的に、日本と世界を文化面、産業面で繋ぐことで日本の活性化、また特に開発途上国の持続的成長に貢献できる人材になることを目標にしています。

日本人として、世界市民として「何ができるのか」、「何が求められているのか」を常に考え、国連・外交プログラムで得た学びとネットワークをフル活用することで社会に還元します。

プログラムに興味・関心のある方、履修を希望する方等に向けてのメッセージ

このプログラムでは、学部の講義では得られない貴重な経験を体系的に積むことができるだけでなく、同じ志を持つプログラム生との刺激的な学び合いを通じて、さらなる成長を目指すことができます。私も2年生から国連・外交プログラムの講義を受ける中で様々な知識、また物事の捉え方について多くの学びと気づきを得ることができ、成長を実感しています。

将来、国際機関で働くことを目指している人はもちろん、国際的な出来事に興味を持っている人やさらに視野を広げたい人に非常におすすめのプログラムとなっています。少しでも興味のある方は、ぜひ挑戦してみてください!