ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシー

[ 編集者:教育学部・教育学研究科      2021年3月1日   更新  ]

関西学院大学教育学部では、次の3つの方針を掲げています。

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

Kwanseiコンピテンシー の獲得を念頭において、教育学部のDPを以下のとおり定める。

関心・意欲・態度

① 人の「弱さ」への深い自覚とともに、人生から問われて生きようとする「強さ」を身につけ、価値が不確実な状況下にあっても、他者と協働してよりよい人間関係や社会を創造するための基本的な態度を身につけている。

② 国際的、歴史的な視野の獲得と世界市民の自覚、そしてMastery for Serviceを体現する奉仕的なリーダーシップをもった「人を育てる人」として成長することに関心や意欲をもっている。

思考・判断

① 幅広い教養に基づいた多角的な視点と臨機応変な判断力をもっている。

② 専門的な知識(knowledge)や智慧(wisdom)を修得し、さらには他者との学び合いから思考をよりしなやかに、深く、発展させることができる。

③一人ひとりの〈いのち〉の尊厳と人権意識とをもって行動することができる。

技能・表現

① 「子どもと共にある状況」からの呼びかけを聴きとり、課題を発見し、積極的に応答していく「感性(センス)」と「技(わざ)」を磨いている。

② 常に自らが「知」の探究者でありつつ、「知」を子どもたちに媒介できる表現や技能を磨くとともに、学びが困難な状況におかれた子どもたちを理解し、支援することができる。

③ 日本語や外国語を用いて他者と円滑にコミュニケーションできる力を身に着けている。

知識・理解

① 子ども一人ひとりの〈いのち〉が唯一無二の贈与であることに深く思いをいたしながら、大人との関係性において常に生成している乳幼児・児童・生徒・障がいのある子どもを全人的に理解している。

② 乳幼児教育・学校教育・社会の幅広い教育活動や実践を理解し、「思いやりと高潔さをもった社会変革」への道筋を自分なりに展望することができる。

カリキュラム・ポリシー

 教育学部は、学部の教育目標を達成するために学位授与の方針(DP)に基づいた科目群を系統的に配置している。専門教育科目には、教員免許・保育士資格取得のために、免許・資格取得に必要な科目を配置している。

1.総合教育科目

 キリスト教主義と国際性を標榜する関西学院大学教育学部生として、人として生きる構え(「人間力」「実践力」の基礎)と外国語力の基礎(「人間力」「教育力」の基礎) を学ぶための共通科目群である。

◆キリスト教科目
 建学の精神の前提となるキリスト教についての概括的な理解を与え、また、宗教性を背景とする人間とその広範な営みとしての文化の在り方についての深い洞察力をもたせるための科目
◆言語教育科目
 外国語によるコミュニケーション能力を育成するための科目

2.専門教育科目

 理論と実践を往還する「教育学」という学問分野の多様な学びを通じて、教員を養成することを主たる目的とした本学部の専門教育科目群。その内容を「共通専門教育科目」「教育学コア科目」「教育内容探究科目」「特別支援教育科目」「教育実践科目」に分類し、まず、学部としての共通の学びとコースの専門性に根差した学びを通じて子ども(人間)と教育を理解するための基盤を形成し、そこから学生自身が主体的により翼を広げて、発展的に教科の教育内容を探究することに、また特別支援教育の専門性を身につけることに挑戦できるようにカリキュラムを編成している。「子ども理解」を中核に「実践力」「教育力」「人間力」の調和的獲得とコースごとの専門性の形成を目的としている。

A 共通専門教育科目

 共通に学ぶべき専門科目群として「演習科目」「国際共生科目」を設け、教育学の基礎にしっかりと根差し視野を深めつつ、最終的には「卒業研究」の完成を目指して4年間を通じたゼミ活動で「主体的・対話的で深い学び」を実践し、自ら情報を整理し、主体的に考え、協働的に探究し、表現する力を身につけることを目的としている。とりわけ、関西学院大学の教育学部生として国際化時代の共生と教育の在り方に展望を持てるような視野の広さを培う。主として「教育力」「人間力」の育成に貢献する。

 ◆演習科目
 大学での学びと教育学の学びへの導入を行い、ゼミ活動を通じて、教育を自ら問いながら学ぶ主体的な学びを実践し、「卒業研究」へと収斂させることでその学びの証を立てる科目

 ◆国際共生科目
 本学部の理念に掲げている、地球的視野に立ちながら、教育を担うことに人としての使命を自覚した世界市民を育成することを促すための科目

B 教育学コア科目


教員免許取得のために法令上必修に位置づけられた科目を多く含む「教育学基礎科目」は、理論と実践の両方の要素を含んでおり、教育学の基礎的な学びを踏まえ、コースの目的に応じてより発展した学びへと展開できるようにコア科目を配置している。「子ども理解」を中核に、「実践力」「教育力」「人間力」を総合的に深め、発展させることを目的とした本学部の根幹に位置している。

 ◆教育学基礎科目
 教員免許取得のために法令上必要な教育の基礎的理解に関する科目等のうち全学校種に共通して必要な科目

 ◆幼児教育学コア科目
 幼稚園教員免許および保育士資格取得に必要な科目

 ◆初等教育学コア科目
 小学校教員免許取得に必要な科目

 ◆教育科学コア科目
 教育科学の諸領域について多角的に学ぶための科目

C 教育内容探究科目

 中学校・高等学校の教職課程における教科専門として、「英語科特修科目」と「社会科特修科目」を設けている。「教育学コア科目」の学びを土台として、教科内容の専門性を深めていくことを可能にしている。

 ◆英語科特修科目
 中学校(英語)・高等学校(英語)の教員免許取得に必要な科目

 ◆社会科特修科目
 中学校(社会)・高等学校(地理歴史・公民)の教員免許取得に必要な科目

D 特別支援教育科目

 特別支援学校教員免許取得に必要な科目

E 教育実践科目

 各種教員免許・保育士資格取得に必要な実習科目、ならびに学部が独自に開設している教育実践科目

教育学部アドミッション・ポリシー

教育学部は、「子ども理解」を基本的な教育理念として、学校教育及び保育の現場で活躍する「教育者」、広く社会で子どもを育てる活動にかかわり、またそうした活動を支援できる「教育者」を養成することを目的としています。そのため、「実践力」、「教育力」、「人間力」など「教育者」に求められる資質をさらに伸ばそうとする意志をもつ者を受け入れることを基本方針としています。具体的には、以下のような者を受け入れます。

●人間・社会に対する幅広い関心をもち、教育・保育現場などで学びと育ちを支える資質を身につけようとする意欲をもつ者。
●高等教育に相応しい学力をもち、主体的に問題を発見し、その問題解決に実践的に取り組もうとする意欲をもつ者。
●多様な価値観への理解・共感をもち、相互に人間的な成熟へと向かうことが期待できる者。
●関西学院のスクール・モットーである「Mastery for Service(奉仕のための練達)」という精神を体現しようとする意欲をもつ者。

以上を募集方針の要素として、教科・科目を設定して筆記試験を中心とする一般選抜入学試験と、面接等を採り入れた各種入学試験を実施しています。高等学校段階までに身につけた「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」をそれぞれの入学試験において重みづけを行い、評価しています。