[ 教育学部 ]教育学部の歩み
キリスト教主義にもとづく全人教育を継承
2009年4月、教育学部開設
関西学院は1889年、神戸市近郊の原田の森に誕生しました。キリスト教主義にもとづく全人教育を建学の精神とし、これまで多彩な人材が輩出しています。卒業生の多くが多方面で活躍しており、教育現場にも毎年多くの教員を送り出しています。近年、教育をめぐる環境は混迷し、いじめ、学級崩壊、不登校、学力低下など、子どもたちが当事者となる問題は山積しています。その一方で、教育に対する社会の要望は増え続けており、現場で働く教師だけでは対応できない問題が生じています。かつては、家庭や地域なども教育の重要な担い手でしたが、近年は学校教育だけに依存している傾向が強くなっています。
今こそ社会のあらゆる教育的な営みに目を向けて、社会全体の教育力を再生することが必要です。関西学院大学は2009年4月、信頼される質の高い教育者と保育者、および幅広い教育活動の支援者の養成を目指し、教育学部を開設します。
2012年4月、完成年度を迎える
実習重視の教育学部として、1年生の「体験実習」、2年生の「実地教育研究」、3年生「教育実習」、「保育所実習」「施設実習」を開講する等、これらの実習を通じて、実習重視の教育学部教育の伝統が徐々に育まれていきました。
また、2010年度には教員・保育士志望者を対象とした学内外講師による講座「教育指導者育成 未来塾」が始まり、西宮聖和キャンパスキャリアセンターにおいて、各種講座・模擬面接・実技試験対策講座等を開設する等、教員・保育士採用試験に向けてのサポート体制を充実させています。
2012年度には学部開設4年目となり、学部の完成に向けて、教育・研究活動ともに着実に進め、2013年3月に初めての卒業生を輩出し、保育所・幼稚園・小中高等学校等に多くの人材を送り出すことができました。