2019.07.05.
学術講演会が開かれました

【演題】信用格付けの資本市場への貢献

【講師】三宅 伊智朗 氏(S&Pグローバル・ジャパン 特別顧問)

 6月21日、商学部主催の学術講演会が、第4別館 202号教室にて開かれました。講師は、三宅 伊智朗氏(S&Pグローバル・ジャパン特別顧問)です。
 三宅氏は、一橋大学法学部をご卒業後にINSEAD(欧州経営大学院)でMBAを取得し、清水建設へ入社。東京、エジプト、フランスで勤務された後、シティバンクN.A.ニューヨークM&A部門で勤務。その後、三井住友海上メットライフ生命保険CEO、アリアンツ生命保険日本CEO、S&Pグローバル・レーティング・ジャパン代表取締役社長などを歴任され、現在はS&Pグローバル・ジャパン特別顧問ならびに複数の上場企業の独立社外取締役を務められています。

 本学とのつながりは、経営戦略研究科(大阪梅田キャンパス)で8年前より毎年講演されたことに端を発しています。当時、「上ヶ原は素晴らしいキャンパス」と、よく耳にされていたので、本日の講演会を楽しみに来校されたとのことです。

 講義では、S&Pをはじめとする信用格付け機関の役割や、「信用格付け」とは一体どのようなものかを「レストラン選び」や、「人にお金を貸す場合」など、身近な例えを用いてわかりやすく説明されました。活発な講義になるよう、インタラクティブな遣り取りを求められた学生たちも、自分が指名された時に答えられるよう、しっかりと聴いていました。
 三宅氏から「質問があれば、最後まで待たずに今、手をあげて」と、さらに積極的な姿勢を求める言葉があり、学生も拝聴するだけでなく挙手をして質問をするようになり、講演会は終了しました。