[ 商学部 ]商学部独自の留学プログラム・国際交流

商学部では、ビジネスの第一線で活躍するために必要な国際感覚を身につけるためのプログラムを実施しています。

ダブルディグリー留学制度
在学中にカナダのマウントアリソン大学に留学し、正規カリキュラムを履修して、関西学院大学とマウントアリソン大学の2つの学位を取得する制度です。
ビジネスに活かせる海外短期プログラム
英語研修
 ● セブ医科大学(フィリピン・セブ島)
 ● カンタベリー大学(ニュージーランド)
 ● ワシントン大学(アメリカ)
 ● サンディエゴ州立大学(アメリカ)
 ● カリフォルニア大学サンディエゴ校(アメリカ)
 ● ダブリンシティ大学(アイルランド)
EUビジネス・ケーススタディ
 ● パルマ大学および現地企業でのビジネス研修(イタリア)
アジアにおけるグローバル・ビジネスリーダー養成講座
 ● 東海大学および現地企業でのビジネス研修(台湾)

参加者の声

商学部の海外研修プログラム

田中来実さん

田中来実さん画像

学生や企業人との交流を通じ、欧州のビジネスへの理解を深めました。

英語を使って海外マーケティングを学びたいと思い、語学と商学、両方が学習できる商学部の海外研修に参加しました。期間は2018年2月から3月の10日間、研修先は乳製品などの生産地として知られるパルマです。パルマ大学で「イタリアの現代ビジネスについて」という授業を受講したほか、イタリア人学生に「箸を使う食文化」をテーマに発表するなど、現地の学生と交流する機会を持つことができました。さらに、チーズ工場やバルサミコ酢製造工場を見学したほか、イタリアへ進出する日本の中小企業を支援しているJETRO(日本貿易振興機構)事務所を訪問しました。私は食にかかわる仕事に興味があるので、食品関連産業についての職員の方のお話が、自分の将来を考えるヒントになりました。
 
海外研修は、食文化やビジネスを学び、コミュニケーション力を磨く貴重な機会となりました。またパルマ大学の授業や学外見学を通じて広く欧州について学び、日本と欧州の違いを知ることができたことも大きな収穫の1つでした。

ダブルディグリー留学制度を活用

田中大輔さん

田中大輔さん画像

商学の礎をカナダで学んでいます。

私はダブルディグリー留学制度を活用し、提携校であるカナダのマウントアリソン大学(MTA)に2年半の予定で在籍し、5年以内に2つの学位取得を目指しています。関西学院大学で1年半学んだことをベースとして、専門分野をカナダの文化・社会的背景を通した視点で捉え、より多角的アプローチで商学を学んでいます。同じ専門分野でも国が異なると学問へのアプローチにも違いがあり、柔軟性と発想の転換が必要であることに気づかされます。
 
MTAでは専門分野だけでなく、カナダにおけるリベラルアーツを通して多言語、文学、宗教、歴史、科学、人類学、政治学、経済学、社会学、音楽など様々な分野を学ぶことができます。これらを多角的に学ぶことで国際社会が抱えるさまざまな問題点を理解し、より良い社会にするのが私の人生におけるミッションでもあると感じています。

MTAでの学びの最大のポイントは、学士のプログラムにおいてメジャー分野とマイナー分野の選択肢があり、メジャーを商学分野、マイナーとして他分野を選ぶことが可能なことです。これは、ビジネスという「道具」を使って何を為すべきか、という問いに対し、マイナーで学んだことからビジネスの「目的、動機」を想起し、メジャーで学んだ商学分野(ファイナンス、マーケティング、経営、会計)を「手段」として、ビジネスを通じた社会貢献を実現していくという考え方を私に与えてくれました。

通常の交換留学とは違い、MTAと関西学院大学にそれぞれ2年半いることで、効率的かつ集中的に学問の幅を広げ、習得できるこのダブルディグリー留学制度は、自分の新たな可能性の扉を開けてくれる大きな機会となっています。

学内でできる国際交流

馬 奕晗(バ イカン)さん

馬さん画像

キャンパスには外国人学生も多く、自由な交流が盛んです。

私は中国・杭州の出身です。親戚が貿易の仕事をしているため貿易と国際コミュニケーションに興味をもち、日本の高校を卒業したのちに関西学院大学商学部に進むことを決めました。

商学部には自由な雰囲気があり、留学生も多いため、さまざまな国の人と親交を深め、日常的に国際交流ができる恵まれた環境です。また、奨学金制度も充実しています。私は2018年の6月から外国人学生も対象となる笹森奨学金の給付を受け、大学院への進学も視野に入れて学生生活を送っています。

ゼミではイノベーションをテーマに研究活動を行っています。グループワークやプレゼンの機会が多く、思考力、コミュニケーション能力ともに伸びていると実感しています。大変なのは日本語で論文を書くことで、ゼミの先生からは「経済系の新聞を読むこと、たくさん本を読むこと」というアドバイスを受けました。今後は日本語の理解力や書く力を伸ばし、国際ビジネス、貿易、マーケティングの専門知識をさらに深めたいと考えています。