[ 社会学部 ]学部長メッセージ

社会学部長 島村 恭則

社会学部長

 受験生のみなさんや高校の進路指導の先生方とお話しすると、「関学の社会学部は、入学後にゆっくり自分の専門分野を決められるところが魅力」といわれることが多いです。この考えは、間違っていません。関学社会学部は、一学部一学科で入試を実施し、いわゆるレイトスペシャライゼーション(Late Specialization)の考え方にもとづいてカリキュラムを構成しています。
 社会学部の新入生は、入学後、必修の基礎科目である「社会学入門」を履修した上で、2年生の春学期まで、自分の興味関心にあわせて幅広く授業を履修していきます。その過程で、自らの専門分野を模索し、2年生の秋学期からは、いよいよ特定のゼミに所属します。
 社会学部には、約50名の専任教員が所属しています。どの教員も、社会学、社会心理学、民俗学、文化人類学、そしてそれらに隣接する比較思想、比較文化、言語学、宗教学などそれぞれの専門分野の第一線で活躍する優れた学者たちです。学生のみなさんは、自分の選んだゼミにおいて、これらの教員から専門分野の方法や視点を学び、最終的に自らの問題関心を追究した卒業論文を完成させることになっています。
 みなさんは、このようにして、充実した専門分野の教育を受けていきますが、並行して、ゼミや専門分野、さらには学部や文理の垣根をも超えた学びも継続していきます。とくに、関学では、他学部で開講されている科目の履修も多く認められ、また全学的なプログラムも充実しているところが特徴です。
 ぜひ、私たちの社会学部に入学し、学問の深さと広さを組み合わせた充実した学びを追究してください。いっしょに楽しく学んでいきましょう。