[ 法学部 ] 公務に特化した授業公共政策実践演習B 4
NPOと行政の協働の理解を深めるため
行政機関やNPO等での現場訪問を実施
地域課題の解決に向けた政策立案を実践
「NPOと行政の協働」をテーマにした実践型政策立案を行う演習です。講師は長年にわたりNPOでの活動や地方自治体での政策立案を経験しており、それらの知見を踏まえ、地域課題の解決に向けた政策立案を行います。
学生たちはチームにわかれ、それぞれにテーマを設定して、NPOや行政の現場を訪問したり、様々な調査を行ったりしながら、政策を立案していきます。最終の講義ではチームごとにそれらの政策をプレゼンテーションし、政策提案を行います。
授業の特長
- こんな人におすすめ
- 将来は地方公務員やNPO職員を目指し、地域課題の発見や分析、それに基づいた政策立案能力を高めたい方におすすめの演習です。
- どんな学びや成長ができる?
- 近年、地方自治体ではNPOやその他の民間団体との連携やパートナーシップは必須となっており、地方公務員を目指す方もそれらの知識や経験を持つことは極めて重要です。この演習では実務経験豊富な講師から実践的な政策立案について学ぶことができます。
- 授業の雰囲気は?
- この演習では5名程度のグループに分かれて活動をします。少人数のグループですので、それぞれが自由な雰囲気で意見を述べたり、コミュニケーションを取ったりすることが可能です。演習全体の人数も少人数のため講師との距離も近く、演習の内容に限らず、就職や公務員試験などの相談なども気軽に行えます。
- 担当教員が語る他にはない魅力
- 講師は20代でNPO法人を立ち上げ20年以上にわたりその経営を行ってきた一方で、市役所でもこども若者政策や教育政策の領域で多くの実践を重ねてきました。
地方行政の領域では民間団体との協働や連携は不可欠なものとなっており、地方公務員を目指す学生にとっても行政のことだけでなく、NPOなどについての理解を深めることは極めて重要なこととなっています。
この演習では、行政、NPOの領域で長年に渡って実務経験豊富な講師から、理論だけでなく、実践的な要素も含めて、地方行政における政策立案について学ぶことが可能です。
- キーワード
- 公務、公共政策、価値対⽴、調整能力、合意形成、論理的思考⼒、傾聴力、コミュニケーション⼒、プレゼンテーション、国家公務員総合職教養区分
- 履修基準年度・担当教員
- 履修基準年度:3年生
- 担当教員(2025年度):能島 裕介
授業計画
グループに分かれ、1グループにつき、1回の文献報告または実地調査報告を予定しています。また、グループにて、NPOと行政の協働に関する施策立案、政策提言を行い、プレゼンテーションを実施します。
授業計画 | |
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第1回 | NPOと行政の協働とは 現在、各地の自治体などで行われているNPOと行政の協働の具体的事例について紹介し、検討します。 |
第2回 | 協働の現場 実際にNPOと行政の協働の現場で活躍するゲストスピーカーを招き、協働についての理解を深めます。 |
第3、4回 |
文献検討 指定した文献についてグループで検討を行い、その発表を行います。 |
第5、6回 | 実地調査報告 行政の審議会やNPOとの会議などをグループで傍聴、調査しその報告を行います。 |
第7~13回 | 施策・政策検討 グループごとにNPOと行政の協働に関する施策・政策の検討を行います。 |
第14回 |
プレゼンテーション 行政職員やNPO関係者を招き、各グループがプレゼンテーションを行い、ゲストより講評を受けます。 |
ここまで読んだあなたへのメッセージ
4年間の大学での学びは、あなたのこれからの人生に非常に大きな影響を与えます。公務員を目指す学生も、学生時代には行政のことを机上で学ぶことだけではなく、様々な人たちと様々な現場で出会うことがとても大切だと思います。
大学を卒業するまでどれだけ多様な人と出会い、どれだけ多様な体験をするかが、その後の進路の豊かさにつながります。大学時代にしかできない学びを、大学時代にしておくことを強くおすすめします。