[ 法学部 ] 企業法務に特化した授業企業法務入門
企業法務の基礎を重点的に学ぶ
本授業は、企業法務に関心を持つ学生を念頭に、企業法務の実務や具体的な紛争事例等を紹介しながら、企業法務に関する基礎的な法律知識を身に着けてもらうことを主な目的としています。「企業法務特修入門」と同様、企業法務に関する幅広いテーマを取り扱いますが、本授業はより基礎的な部分に重点を置いた内容となります。
授業の特長
- こんな人におすすめ
- 企業法務に関心がある人であれば、広くおすすめできます。
- どんな学びや成長ができる?
- 本授業は、以下を到達目標とします。
(1)企業法務に関する基礎的な法律知識を幅広く習得すること。
(2)企業法務の役割と企業法務の実務について具体的なイメージが持てるようになること。
- 授業の雰囲気は?
- 活発で意欲的な雰囲気になるよう、適宜、学生との対話や学生同士のグループ討論を織り交ぜながら授業を進めていきます。
- 担当教員が語る他にはない魅力
- 本授業では、企業法務の基礎知識を学ぶことはもちろんですが、それを通して、法律を学ぶ楽しさを実感してもらえることを目指しています。そのためには、まず何よりも「わかりやすさ」が重要と考えており、企業法務をわかりやすく解説できるよう、授業の内容や資料等を工夫しています。
また、法律の勉強が楽しくなるためには、授業での学習を通して、自身の成長を実感できることも大切です。例えば、「企業法務を学んでみると、世間で起きているニュースが理解できるようになった」ですとか、「資格試験の問題が少し解けるようになった」といったことを実感できるようになると、法律の勉強が少しずつ楽しくなっていくはずです。
本授業では、授業の中でそういった成長を実感してもらえることを意識しています。
- キーワード
- 企業法務、ビジネス実務法務、契約法務、会社法務、労働法務、グローバル法務
- 履修基準年度・担当教員
- 履修基準年度:2年生
- 担当教員(2025年度):吉田 真也
授業計画
授業計画 | |
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第1回 | イントロダクション 初回は、授業の進め方や成績評価に関するガイダンスを行うほか、企業法務の意義やその役割等について解説します。 |
第2回 | 企業法務とビジネス |
第3回 | 契約の基礎 |
第4回 | 企業法務と契約書 |
第5回 | 債権の管理・保全 |
第6回 |
紛争の処理・解決方法 |
第7回 | 会社法務 |
第8回 | M&A |
第9回 | ファイナンス(資金調達) |
第10回 | コーポレートガバナンスとコンプライアンス |
第11回 | 労働法務 |
第12回 | 知的財産法務 |
第13回 | 消費者法務 |
第14回 | グローバル法務 |
ここまで読んだあなたへのメッセージ
法律は、数学や英語等とは違い、大学に入ってから初めて専門的に学ぶ学問です。
ですから、大学に入学した時点で、法律の勉強に対する漠然としたイメージはあっても、具体的なイメージを持っている方はそれほど多くはありません。いざ大学に入って法律を学んでみると、「想像していた以上に難しくて面白くない」ですとか、「法律の勉強は自分に合わないと感じる」といった声を聞くこともあります。
確かに、法律には難解な専門用語が多く、難しく感じるのも無理はありません。
本授業では、企業法務というテーマを通して、少しでも法律の勉強が面白いと感じてもらえるよう、基礎から丁寧にわかりやすく解説していきます。一緒に楽しく勉強していきましょう。