[ 法学部 ] 企業法務に特化した授業グローバル法政実践演習A1

国際商事紛争解決の実務経験者が手厚く指導

国際経済のグローバル化が進んでおり、日本企業の国際取引は今後益々盛んになると予想されます。国際取引から生じる紛争を解決する手段として国際商事仲裁が最も有用です。国際商事仲裁が実際どのように行われるか、は模擬仲裁の世界大会(Vis Moot)に参加するとよくわかります。オーストリアのウィーンで行われるVis Moot は2024年度で第32回目となります。国際仲裁について多くの経験を有している担当教員が、具体例に基づいて解説し、秋に発表されるVis Moot の問題を分析できる実力をつけていきます。
講義、質疑応答、グループ・ディスカッション、講評等によって、教員と学生の双方向性を確保し、学生同士のコミュニケーションを高めていく授業です。

授業の特長

こんな人におすすめ
弁護士事務所や企業でグローバルに活躍したい人
 例:国際弁護士を目指す人、企業法務のプロとして働きたい人
どんな学びや成長ができる?
国際商事仲裁の意義および手続につき具体例を挙げて説明できます。
国際商事紛争に係るキーワードを手掛かりに、自らリサーチをすることができます。
授業の雰囲気は?
学生が新たな世界について学ぶ喜びを感じ、それを学生同士が共有しています。
グループ・ディスカッションで、今まで話したことのなかった学生同士、他の授業や就職活動のことを気軽に情報交換できる雰囲気になります。
グループ・ディスカッションは楽しく、笑い声が絶えない時間です。
担当教員が語る他にはない魅力
具体的な事案を通して、国籍が異なる企業間の紛争を知り、それが解決されていくリアルな国際商事仲裁を学ぶことができます。日本における国際仲裁のみならず、外国における国際仲裁のケースを通じて、国際仲裁人や国際弁護士の役割、企業法務の考え方も判るでしょう。
キーワード
国際仲裁 ADR 企業法務
履修基準年度・担当教員
履修基準年度:3年生
担当教員(2024年度):小倉 隆

授業計画

授業計画
第1回 イントロダクション
第2回 国際取引の実例
第3回 国際紛争解決と裁判(1)
米国での裁判
第4回 国際紛争解決と裁判(2)
開発途上国等での裁判
第5回 国際紛争解決と裁判(3)
判決の執行

第6回

国際商事仲裁(1)
仲裁の開始、管轄
第7回 国際商事仲裁(2)
仲裁人の選任と解任
第8回 国際商事仲裁(3)
仲裁審理
第9回 国際商事仲裁(4)
仲裁判断の言い渡し、執行、取り消し
第10回 国際投資仲裁
国際商事仲裁との異同
第11回 国際物品売買条約に関する国際連合条約(CISG)
第12回 インコタームズ
第13回 過去のVis Moot 模擬仲裁の問題(Problem)
第14回

まとめ

ここまで読んだあなたへのメッセージ

どのような社会人になるかを意識すれば、大学での学びが楽しく有意義になります。
日本企業と外国企業の紛争を解決していくのに、どのような人達が、どのようなプロセスで貢献していくのか、そのような新しい世界を知っていくことは楽しいことです。仲間と共に、大いに学んでいきましょう。