齋藤 民徒(さいとう たみとも)教授

[ 編集者:法学部・法学研究科 2019年10月3日 更新 ]

研究内容

 国際法の基礎理論については、「法源論」や「国際法と国内法との関係」といった重要論点について、国際法秩序の現代的な展開をふまえながら、関連概念の再検討や新しい法使用モデルの提案といった研究作業に従事しています。この基礎研究は、国際法が私たちの日々の生活にいかに関連しているか、具体的な現れを発見していくことに力を発揮し、国際法の教育にも役立っています。
 国際人権法については、人権の普遍性と相対性といった基礎理論的な問題について、国際法の基礎理論研究も活用しながら探究を進めていますが、近年は、日本社会でも深刻な問題となっている差別をめぐる国内立法動向や裁判例の批判的検討など、具体的な考察も進めています。
 ソフトロー研究は、ソフトロー概念の整理や歴史的系譜の解明、また一般的な法概念や法モデルの再構築、さらには、法とシンボルとの関係の考察など、様々な基礎理論研究を進めるとともに、「法的拘束力」をもたないとされる各種の決定や文書等(たとえば世界人権宣言や国連友好関係原則宣言)の活用など、国際法学への具体的応用も試みています。

研究分野のキーワード

国際法の基礎理論、国際人権法、ソフトロー研究

主な担当科目

「国際人権法」、「国際法各論」

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