「PICK UP!法学部生」卒業生 相原 健吾さん

[ 編集者:法学部・法学研究科       2017年12月21日   更新  ]

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法学部入学から僅か5年で司法試験合格。最短の道のりで法曹の世界へ。

【名  前】相原 健吾(アイハラ ケンゴ)
【出身高校】関西学院高等部
【活動内容】法学部「司法特修コース」1期生。2015年、学部を早期卒業(3年卒業)しロースクール既修コースに進学。ロースクールでの2年間の学びを経て今年、司法試験に見事合格。現在は司法修習に向けた勉強と、法律事務所への就職活動中。

あの時のことばが出発点に

Q.弁護士を目指すきっかけについて教えてください。

ハラスメントを受けたとき

司法試験合格者のみに与えられる修習生バッチ

関西学院のスクールモットー“Mastery for Service”が意味するように、将来は「社会のためになる仕事」に就きたいと漠然と思っていました。

弁護士をめざすきっかけになったのは、法学部1年生のときに参加した「法職等説明会」です。関学出身の女性弁護士の先生の話しを聴いて、それまで堅苦しい、難しいと思っていた弁護士のイメージが一変し、とても明るい仕事のように映りました。


「依頼者の問題を解決した後に笑顔で『ありがとう』と言ってもらえる瞬間がとても嬉しい」という話が特に印象的で、振り返ってみると、あのときの言葉が自分を法曹の世界へ突き動かす出発点になったような気がします。

Q.司法特修コースからどんな影響を受けましたか。

ハラスメントを受けたとき

進学したロースクールにて行われた合格祝賀会の様子

私が法学部に入学した年度に司法特修コースが開設されました。「法曹をめざしロースクール進学を希望する学生が対象」というコンセプトに興味を持つ一方、未知の世界でもあったので迷いもありました。
いろいろと考える中で辿りついたのは、「プラスはあってもマイナスはない」という前向きな気持ち。チャレンジ精神と勢いでエントリーしました。

少人数による演習科目が中心で、実務家の先生方の下で学ぶ機会が多かったこともあり、弁護士の仕事が具体的にイメージできるようになりました。また当時、法曹入門を担当してくださった先生の影響で司法試験の選択科目は「労働法」にしましたし、将来は労働問題を中心に扱いたいと考えるようになりました。

多くの人たちと関わった学部時代

Q.学部時代はどういった学生生活を送っていましたか。力を入れて取り組んでいたことも教えてください。

さまざまな団体やプログラムに積極的に参加し、なるべく多くの人たちと関わって自分の世界観や価値観を広げようと努めました。その理由は、将来依頼者一人ひとりの気持ちに寄り添える弁護士になりたいという思いが強かったからです。

取り組んだことを挙げればキリがありません(笑)・・あらゆることに全力で取り組んできたので。たくさんのことが思い浮かびます。

キャリアゼミ

ハラスメントを受けたとき

授業の一環で出場したKGビジネスプランコンテストで「最優秀賞」を獲得したことが思い出に残っています。

学部の垣根を越え全学に開かれた授業だったので、他学部の仲間がたくさんできましたし、授業以外でも集まって自主的な勉強会を開いたり、旅行等を企画したりもしました。

企業・社会と繋がる機会が多く、多様な世界観と価値観に出会うことができました。

ゼミ活動

ハラスメントを受けたとき

渡邊力先生のゼミに所属し、ゼミ長を務めました。
「授業は真面目に、授業時間以外は楽しく」をモットーに、武庫川でのバーベキュー、甲山へのピクニック、スポーツ大会、ゼミ合宿等のさまざまなイベントを企画し、ゼミの一体感をつくることができました。


実は、ロースクールに進学した後も、先生のご厚誼で聴講生という形でゼミに出席させていただきました。早期卒業してもゼミの「繋がり」を大切にしてくれた先生と仲間に、今も感謝の気持ちでいっぱいです。

ラーニング・アシスタント(L.A.)

ハラスメントを受けたとき

法学部の初年次科目「スタートアップ演習」の運営をサポートするL.A.を務めました。

タテの繋がりを通じて法学部の教育に貢献できたこと、後輩が自分たちの姿を見て翌年L.A.に応募してくれたことがとても嬉しかったです。

誰かをサポートすること、相手に分かり易く伝えることなど、L.A.の活動を通じて将来役立つ経験を得ることができました。

司法試験研究部

ハラスメントを受けたとき

司法試験研究部の仲間と裁判傍聴へ

各種勉強会や法律討論会の実施、司法試験合格者の祝賀会の運営などを行う団体で、私は主に渉外と広報を担当しました。

特に渉外業務は外部団体との交渉が多く、人との接し方を学ぶ良い経験になりました。同じ志を持つ仲間とさまざまなイベントを実行し、お互いに高め合うことができたと感じています。

孤独に耐え、気持ちを持続させなければならなかった

Q.苦労した経験について教えてください。

学部時代はロースクール進学の準備を進める一方で、授業、試験、ゼミ、課外活動、アルバイトなども積極的に取り組んだため、時間の調整に苦労しました。

早期卒業でロースクールに進学したときは、学部時代の同級生と生活環境が大きく変わり、周りが就職活動を終えて残りの学生生活を満喫するなか、その姿を横目に勉強を続けるのが少し辛いときもありました。

Q.司法試験に向けて、どのようにモチベーションを保っていましたか。

ハラスメントを受けたとき

司法試験の勉強は長丁場です。孤独に耐えながらモチベーションを持続させなければなりません。

私は敢えて周りに目標を公言し、自分自身を追い込むようにしました。公言することで周りから自然と進捗確認が入り、それがある意味自分を奮い立たせるエネルギーになったと思います。
また、気にかけてくれたり支えてくれる人が増える分、苦しいときは「応援してくれる人たちのためにも頑張ろう!」という気持ちになれました。

そういった意味で、夢や目標について語り合える仲間との出会い・存在はかなり大きかったと感じています。

きっかけと出会いに溢れていた関学。社会に出てからも、母校の後輩の役に立ちたい

今後の抱負

ハラスメントを受けたとき

依頼者の気持ちに寄り添い、全力を尽くす弁護士でありたいです。スクールモットー“Mastery for Service”を生涯心に留めて活動していきます。

司法特修コース1期生として、大学を3年で早期卒業でき、結果的に最短のルートで法曹の道へ進むことができました。これは関学法学部で学べたからこそ、開けた道だと思っています。社会に出てからも、関学への恩返しの気持ちで、法曹をめざす後輩たちの役に立ちたいと思っています。

法学部の後輩、法学部をめざす高校生へ

「未来とは他者である。」これは学部時代にある先生から教わった言葉です。
大学入学当初は、まさか自分が5年後に司法試験に合格し、弁護士になるとは想像もしていませんでした。思いもよらないきっかけと出会い、そして前向きな気持ちと行動が、自分の未来が大きく変えたと思っています。

皆さんもたくさんの価値観に触れ、自分の可能性を広げてください。関学は「きっかけと出会い」に溢れた場所です。先ずは興味を持ったことにチャレンジしてください、そうすることで必ず発見があるはず。その発見が、いつか自分の未来を変える原石なのかもしれません。