PICK UP! 法学部生 法科大学院1年生 植和田茉実さん

[ 2016年7月18日   更新  ]

迷った時はチャレンジしてみる

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【名前】  植和田 茉実
【出身校】 大阪府立四条畷高校
【進学先】 関西学院大学法科大学院(ロースクール)
【活動内容】2016年3月に法学部を早期卒業、本学ロースクールに進学。
      学部生時代は司法特修コースに所属しながら、チャペルオルガニストとしても活躍。

実務家の先生との出会いが、法律家へのイメージを変えた

Q.法学部卒業後の現在は何をされていますか?

ハラスメントを受けたとき

関西学院大学法科大学院(ロースクール)に進学し、「市民により近い立場で働く弁護士になる」という目標の下、勉強しています。

Q.法学部生時代は、どのような学生生活を送っていましたか。

司法特修コースに所属していました。コースに入った当初は、自分の将来の方向性は明確には決まっていませんでした。弁護士や裁判官という職業に憧れはあったものの、ドラマの中の遠い存在だと感じていたからです。しかし、コースで実務家の先生による授業を受ける中で、法律家は問題を未然に防ぐ役割を担っていること、そして人と直接関わる仕事であることを知り、魅力を感じるようになりました。
 「おもしろそうだな」という好奇心と、「ちがうと思えば、法律家を目指さなければいいや」という思いでとりあえず入った司法特修コースでしたが、様々な先生や意識の高い学生から毎日刺激を受け、充実した日々を送っていました。

Q.現在の道を選択された理由やきっかけがあれば教えてください。

大学2年生の時に身近な場面で法律トラブルが起こり、法律は、知っていても使えなければ役に立たないことを強く実感しました。この一件をきっかけに、自ら法律を勉強し、それを活かして困っている人の力になりたいと思うようになりました。
 進学を迷っていたロースクールの雰囲気を司法特修コースで体験できたこと、自分の夢を叶える一番の近道だと思ったこと、関学独自の奨学金制度の存在に背中を押されたこともあり、早期卒業してロースクールに進学することを決めました。

関学ロースクール関連ページへのリンク

その時、その場でしかできないこと

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レッスンを受けたランバス礼拝堂

Q.学生時代に打ち込んでいたことを教えてください。

学生チャペルオルガニストとして、チャペルアワーで奏楽をしたり、コンサートでオルガン曲を演奏したりしていました。パイプオルガンは見た目も音もとてもきれいで魅力的です。初めて生演奏を聴いた時の感動が忘れられず、オーディションを受けることを決めました。
 夢中になってオルガンを弾くことで、嫌なことを忘れたり、心を落ち着けたりすることができ、3年間私の心の支えになってくれました。

Q.やりがいを教えてください。

ハラスメントを受けたとき

 奏楽や演奏を通して、その時その場でしか出会えない人々と出会えたこと、貴重なお話しがたくさん聞けたことです。特に、一度しかないチャペルの時間を奏楽を通して支えられることに、やりがいを感じていました。
 関学に入学していなければ、パイプオルガンの音色を耳にして心から感動することも、演奏を聴いてくださる方々とその感動を共有できることもなかったのかと思うと、とても不思議です。

Q.その経験から学んだこと

いやなことであっても逃げずに取り組み続ける姿勢です。自分が取り組んでいることの意義を考える習慣も身に付きました。

 

チャレンジして出会えた新たな自分

Q.学部生時代のチャレンジを通して、ご自分のどのような新しい一面に出会えましたか。

ハラスメントを受けたとき

法学部チャペルにて

私は元々好奇心旺盛な部分がある反面、飽き性で長続きしないところがありました。チャペルオルガニストに入部した当初は、地道な練習や厳しいレッスンが苦手で、最後まで続けられるのか不安でした。しかし続けているうちに、「責任」「義務」を伴う活動の側面が、意外にも飽き性の自分が練習を耐える、というモチベーションとなっていたことに気付きました。
 また、チャレンジすることは自分が本当にその道に進みたいのかを確かめる機会でもあると思います。「つぶしが利くから」という理由で入学した法学部、「違うと思ってもいいや」と飛び込んだ司法特修コースで、私は法律家になりたいと思う新たな自分に出会うことができました。

法学部の後輩、法学部を目指す高校生たちへ一言

 法学部生として過ごした3年間はあっという間でした。友人たちと一緒に卒業したかった思いは今でも少しあります。しかし、自ら行動を起こすことで自分の新しい一面を発見したり、新しい人たちと出会い、世界が広がっていくことを実感できた3年間でもありました。
 自分の好きなこと、興味のあることを大切に、迷ったときはとりあえずチャレンジしてみてほしいと思います。

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