2018.06.14.
本学卒業生による法職等説明会を開催しました
第一線で活躍する卒業生が法学部生にエール!
関西学院大学法学部は、5月12日と19日の2週にわたって法職等説明会を開催しました。
法学・政治学に関連する業界で活躍する本学法学部卒業生が講師となって、それぞれの仕事内容や魅力を紹介。法学部1年生を中心に約700名が参加しました。このページでは、法職等説明会に参加した1年生のコメントを紹介します。
第一線で活躍する卒業生が法学部生にエール!
関西学院大学法学部は、5月12日と19日の2週にわたって法職等説明会を開催しました。
法学・政治学に関連する業界で活躍する本学法学部卒業生が講師となって、それぞれの仕事内容や魅力を紹介。法学部1年生を中心に約700名が参加しました。このページでは、法職等説明会に参加した1年生のコメントを紹介します。
法科大学院での学び 池田 直樹 教授
(参加者のコメント)
私は関西学院大学に入学するとき、法学部には司法特修コースがあること、3年で早期卒業して関学ロースクールに進めることに魅力を感じて入学を決意しました。本日、私が思っていた以上に法曹の仕事の範囲が一般化しつつあるということを知り驚きましたが、それでも小学生の頃からの漠然としていた夢が少し具体的になりました。
仕事の範囲が広がっていることによって弁護士になってもさまざまな選択ができる、見方を変えると良い部分もたくさんあると感じました。
弁護士の仕事 山下 侑士 さん
(参加者のコメント)
弁護士という職業は、被告人がどんな人物であってもその人の味方になり、信頼し、最善の弁護活動を行って基本的人権を擁護することが大切だと聴き、とても重要な役割と責任を背負っているのだと改めて実感した。また、この職業は裁判や仕事の中で先読みの力が必要不可欠だと感じた。
中学校の職業体験で模擬裁判を体験したことがあったが、大学生となった今、実際に裁判を傍聴したいと思った。冤罪になった場合の損害賠償訴求権は、どのような仕組みなのか興味を持った。
検察官の仕事 井阪 博 さん
(参加者のコメント)
私は将来検察官になりたいと思っているので、今日、元最高検察庁検事の方のお話を聞くことができてとても嬉しかったです。
検察官は「人を罰する」仕事でもあるが、「人を赦す」仕事でもあるということを知り、更に検察官への憧れが強くなりました。「問うに落ちず、語るに落ちる」という言葉はとても印象的でした。言葉を巧みに使う仕事なので普段から討論する機会を増やして鍛えようと思います。
社会保険労務士の仕事 二宮 智 さん
(参加者のコメント)
ブラック企業が社会問題になって以来、労働について学びたいと思っていたので、今日の内容はとても参考になりました。社会保険労務士の資格や仕事について、これまで有意義な情報を得られてていなかったので、今日の話を通じて図書館で真剣に調べてみようと思います。
また、行政書士の資格を持っていれば社労士の資格も取れるとのことなので、大学在学中に何か資格を取ろうと考えていた私にとってモチベーションになりました。
司法書士の仕事 清水 勝広 さん、中嶋 舞 さん
(参加者のコメント)
司法書士と弁護士の仕事はまったく異なるものだと思っていましたが、実は近い部分もあり、司法書士も簡易裁判所において訴訟ができることを初めて知りました。司法書士の仕事は、資格を取ってもスタートラインに立つだけだという言葉がとても印象的でした。AIに取って代わられるのではないかという質問に対する回答は、説得力がありました。司法書士という職業を真剣に考える機会になり、参加してよかったです。
企業法務の仕事 園部 友美 さん
(参加者のコメント)
まだ自分の進路をはっきり描けていませんが、企業で働く憧れを持っています。企業法務のプロフェッショナルとしてプロジェクトの初期段階から関わり、国際的に幅広く活躍できる仕事内容はとても魅力的で輝かしい印象を受けました。
今回はパナソニックという大企業における法務のお話しでしたが、これを機に他の会社の企業法務の仕事はどのようなことをされているのか調べてみようと思います。
裁判所書記官の仕事 岡村 直也 さん
(参加者のコメント)
今回の講義で、書記官は裁判やその他の手続きの上でとても重要な役割を担っていると感じました。法職といえば公務員や弁護士、裁判官というイメージが強かったですが、それ以外にもこのような重要な仕事があることを改めて知りました。
どの仕事に就くにせよ、法の知識や仕事をやり遂げる責任感は必須です。それらを身につけるために、日々の授業に一層真剣に取り組まねばならないなと感じました。
裁判官の仕事 和久 登貴子 さん
(参加者のコメント)
裁判官の仕事は転勤が多いと仰っていたのが意外でしたが、同時に地方で多様な価値観を持った人と関われることは魅力的だと感じました。今までテレビでしか裁判官の仕事を見たことがありませんでしたが、今回直接話を聞くことができ、とても勉強になりました。
和久さんのように大学院に通って、長い年月をかけて夢を叶えられたことを知り、私も夢をあきらめず、夢に向かって努力を惜しまない人になりたいと思いました。
地方公務員の仕事 中前 智光 さん
(参加者のコメント)
私が想像していた以上に局や課がたくさんあり驚きました。私は神戸市から通学しているので、家に帰ったら神戸市の組織図を調べてみようと思います。法学部の学びをいかし、市民と市とのトラブルなどを解決する仕事に就いているのは本当に理想的だと思います。私は、以前から地方公務員に興味を持っていましたが、今日でその思いが一層強くなりました。人と接することが得意な人物が向いていると聞いたので、これからコミュニケーション力を高めていきたいです。
国家公務員の仕事 金崎 健太郎 教授
(参加者のコメント)
国家公務員は法律を運用し、それに順じて行政を行うものだと気軽に感じていましたが、法律を作る立法が日本の公務員に重要なことだと知り、なかばショックであると同時に、自分が今後何を勉強すべきか分かった気がします。国の政策決定に関与する、多くの人間をマネジメントするという国家公務員の仕事が大変魅力的に映りました。また、歴史の変動に立ち会い、自分の意志で物事が動くことが国家公務員の醍醐味であると知り、ロマンを感じました。