2017.05.23.
5/17(水)渡辺総一氏絵画の奉献礼拝

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法学部チャペル



 5月17日に日本を代表するキリスト教画家・渡辺総一さんの作品「泣く者と共に」と「笑うようになる」が、法学部チャペルに展示されることを記念して、奉献礼拝が行われました。

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出席している学生の様子




 式の中では、岡野裕子学部長による除幕の後、神田健次元神学部教授による奨励が行われました。これらの作品は東日本大震災の只中で描かれたものです。

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左「泣くものとともに」、神田先生、右「笑うようになる」

 「泣く者と共に」は、渡辺総一さんの代表作の一つです。ここに描かれているのは、兄弟ラザロの死に悲しむマルタとマリアと共に涙を流されるイエスです(ヨハネ11章)。背後には十字架を暗示する線が描かれています。共に悲しみを担うイエスは十字架を負われて、寄り添ってくださっています。ですから私たちは、「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。」(ローマ12:15)と招かれています。
 

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背景には作者の故郷、石巻の海が描かれている

 「笑うようになる」は、「今泣いている人々は、幸いである、あなたがたは笑うようになる。」(ルカ6:21)という聖書の言葉が題材となっています。想像を超えるような苦難の中にも、神が共におられるが故に希望を示され、笑うようになります。
 先の「泣く者と共に」で泣いていた三人が、この絵では笑っているようにも見えます。また背景には、渡辺さんの故郷・石巻の海が描かれています。

 法学部では、授業実施期間の毎週火曜・水曜・木曜の午前10:35~11:05にチャペルを行っています。法学部生に限らず、他学部生の皆様のご参加もお待ちしています。