2013.05.22.
「国際協力論」に長崎大学 広瀬 訓 先生が登壇

講演の様子

5月21日、法学部の「国際協力論」に長崎大学の広瀬 訓先生が登壇しました。

広瀬先生は、「軍縮・不拡散分野での国際協力」をテーマに講演。講義の冒頭で「もし北朝鮮が『核兵器と弾道ミサイルの開発、生産を中止し、解体処分しても良いが、その費用は日本に負担して欲しい』と求めてきたら、日本はどう対応すべきだと思いますか」と学生達に質問を投げかけます。その後、軍縮とは何か、解体処分の課題、軍縮・不拡散分野での協力とは何かについて、学生たちにわかりやすく講演。講義を受けて、学生たちは最初の質問に対するそれぞれの答えを返していました。

講義に出席した学生は、
「北朝鮮が日本の言うことにあまり耳を傾けてくれない理由や、軍縮に向かわない理由がみえてきて、すごくすっきりした。でも理由が見えてくると、ますます友好関係を築くのは難しい気がしてしまったが、いつか伝わると信じて根気強く関係を築くしかないと思った。」
「自国の平和だけを謳うのではなく、他国の軍縮について慎重に考え、その解決策をともに考えることこそが、真の自国の平和さらには真の国際平和に繋がると感じた。」
と振り返りました。