2023.09.21.
山口亮子ゼミが6大学合同の発表会で1位 テーマは「家族法制改正に係る共同親権」

山口ゼミのメンバー

山口ゼミのメンバー

家族法を専門とする山口亮子・法学部教授のゼミ(研究演習I)が9月9日、上智大学で行われた6大学合同の対抗ゼミ討論会で、1位に輝きました。発表会には上智大学、専修大学、愛知学院大学、京都産業大学、近畿大学、関西学院大学の家族法のゼミ生90名が参加。「家族法制改正に係る共同親権」をテーマに発表と質疑応答を行いました。

発表会の様子

発表会の様子

山口ゼミは、現行制度である単独親権を基にした共同親権のあり方について発表しました。海外の導入事例や子どもの利益といった点に注目し、リスク管理を重視する段階的な共同親権導入を訴えました。質問に対する回答が特に高く評価され、学生による投票、教員による投票ともに最多得票数を獲得しました。 

代表の西藤薫実さん(法学部3年生)は、「本番まで毎日一生懸命問題に向き合いました。上手くいかない時もありましたが、大学図書館での文献調査やたくさんの話し合いを通じて準備を重ねた結果、満足のいく発表をすることができました。ダブル優勝を獲得できたことは非常に嬉しかったですし、今後の学習のモチベーションにもつながりました」と話しました。
発表会の後は懇親会があり、参加者らは親睦を深めました。

法学部では、ゼミ(研究演習I・II)をはじめ、基本演習、専門導入演習、模擬裁判演習、人文演習、コース実践演習など少人数制の演習を数多く取り入れています。集大成となるゼミでは、自身が取り組む研究テーマの結論を導き出すだけでなく、仲間との意見交換や指導教員からのアドバイスを受けながら、勉学と人間関係の両方を磨きます。