PICK UP! 法学部生 藤田誠也さん

[  2016年6月25日   更新  ]

変わってもいい、夢を持つ

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【名前】  藤田 誠也
【出身高校】大阪府立鳳高等学校
【活動内容】社会福祉法人 神戸市社会福祉協議会・大学コンソーシアムひょうご神戸主催
     「子どもたちの笑顔をふやそう! 学生ボランティアバス(熊本)」参加
      学外野球チーム「Kanegons」所属

正門をくぐった瞬間、消防士になる前に関学生になりたいと思った

Q.消防士になりたいと思った理由やきっかけを教えてください。

看護師の母から、命の尊さ・重さについて考えさせられる話をよく耳にしており、物心ついた頃から人命救助の職業に関心を持っていました。お世話になった野球チームのコーチが消防士だったこともあり、小学校高学年から「消防士になる」という夢を持ち始めました。高校入学当初は、卒業後すぐに消防士となることを目指し、学業とラグビー部の活動に加えて公務員試験の勉強にも明け暮れていました。

Q.なぜ関学法学部へ?

ハラスメントを受けたとき

高校2年生の時にオープンキャンパスに参加させていただいた際、大学の門をくぐった瞬間に目の前にそびえ立つ時計台、校舎、澄んだ空気、そしてあの中央芝生に圧倒され、是非この関西学院大学で学びたいと強く思いました。
 中学1年生の時に法律や政治に関する授業を受けて以来とても興味を持っていたこと、そして公務員試験の勉強をする中で、法律の重要性に気付いたこともあり、法学部法律学科に進学したいと思うようになりました。

感謝されても、まだまだ何も出来ていないという思いの方が強い。

Q.今、打ち込んでいることはなんですか?

今、私はボランティア活動に打ち込んでいます。私は阪神淡路大震災が起こったときはまだ生まれていなかったので、記憶にある日本での大規模災害は中学2年生の時に起こった東日本大震災だけでした。当時は、この様な事が同じ日本で起こっていることが信じられず、正直他人事のように感じていました。しかし2016年4月14日に発生した熊本地震では何か自分にできることはないかとボランティアの機会を探し、神戸市が主催する活動を通して被災地へと足を運ぶことができました。この活動では被災した子どもたちとの交流や瓦礫撤去がメインでした。

Q.その経験を通じて感じたことを教えてください。

被災地の子どもたちと初めて出会った時には、震災があったことを感じさせないほど明るいことに驚きました。しかし、無邪気に遊ぶ中で、時折傷ついている一面も垣間見えて心が痛くなったことを覚えています。
 また、瓦礫撤去のボランティアでは、被災者の方から詳しい話を聞かせていただいたり、作業終了後に涙しながらありがとうと言われたりして、自分の中に何か込み上げてくるものがありました。言葉ではうまく伝えることができませんが、心から感謝されて心温まる反面、「自分はまだまだなにもできていない、もっと長期間で協力したかった」という想いが溢れてきました。
 初めての被災地ボランティアの経験から、もっとこのような活動に挑戦したいという気持ちが高まっています。

変わってもいい、夢を持つ

Q.普段はどんな学生生活を送っていますか。

ハラスメントを受けたとき

所属チームの試合時

 授業内容の予復習に日々力を入れています。空コマの図書館利用、片道2時間半の電車通学に加え、帰宅後も12時まで勉強すると決めて、1年の時から学業に取り組んできました。同時に、学外での野球チームの活動に週3回程参加したり、帰宅後ジムに通って身体を鍛えたりもしています。

Q.打ち込んでいる活動と勉学を両立させる秘訣はありますか?

”自分がどうありたいのか”だと、私は思います。夢を持たずして大学に進学するのと、しっかりと自分の夢を見据えて、進学するのとでは学生生活の質が全く違ってくると思います。とりあえず大学に進学していたら何とかなるだろうと考えている人は、もったいない気がします。せっかく、進学するのだから変わってもいいので夢を持つ。これが私は学生にとって最も大切ではないかと思います。夢が定まれば後はその夢に向かってやるべきことをやるだけ、そうすれば、結果は自ずと付いてきて、気付けば両立できているものです。私はいつもそのように考えてきました。幸いにも、関学には様々なプログラムが充実し、とても勉強しやすい環境にあるので是非とも活用してほしいと思います。

自分の背中には後輩がいる

今後の抱負

ハラスメントを受けたとき

鳳高校ラグビー部の後輩たちと

私は、指定校推薦で受験したので、自分のためは当然ながら、高校、また、同じ高校の後輩達のためにも学業等を頑張らなければならないと思っています。
 そして、もっともっとボランティアは勿論様々な活動に積極的に参加していきたいと思います。

法学部の後輩、法学部を目指す高校生たちへ一言!

 関学は、学習環境がとても充実していて、教授の方々も個性の強い方ばかりなのでとても授業が楽しいです。 また、法学部は、2回生から専門コースに分かれるので、自分が学びたい分野をより深く学ぶことができます。関学の美しいキャンパスでみなさんと共に勉強できる日を楽しみにしています。