PICK UP! 法学部生 小田 牧穂さん

[ 2018年8月9日   更新  ]

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学部早期卒業→ロースクール進学を見事に体現

【名  前】小田 牧穂(オダ マキホ)
【出身高校】静岡県立磐田南高等学校
【人物紹介】
静岡県磐田市出身。2015年度一般入学試験(独自方式)で法学部法律学科に入学。
2018年3月に法学部を3年で早期卒業し、翌4月から司法研究科(ロースクール)に進学。
法学部時代は2年生から法曹志望者が多く集まる「司法特修コース」に所属し、少人数による発展的な法律学習を行ってきた。
現在は司法研究科未修者コースに所属し、将来弁護士になるための勉強を行っている。

ROOTS-法律との出会い-

ハラスメントを受けたとき

なにか具体的な出来事があって法律に興味を持ったわけではありません。中学時代に社会科の授業を受けて漠然と「法律って面白いな」と思うようになったのと、単にドラマの影響が大きかったような気がします。(笑)
でも、中学時代から「将来は弁護士になりたい」という思いは強くて、当時から「大学では法学部に入学し、その後はロースクールに進学する」という道を決めていました。

ROOTS-関学法学部への入学-

ハラスメントを受けたとき

通っていた高校が国立大学志向だったこともあり、国立大学も受験しました。全国50近い大学のパンフレットを集め、一つひとつ丁寧に調べたのを覚えています。
最終的に、関東の国立大学と関西の関学から合格を得たのですが、関東より関西の生活の方が楽しそうだったのと、関学には「司法特修コース」や「早期卒業制度」など法職に就くための発展的なプログラムが用意されていることを知り、関学法学部への入学を決意しました。

具体的に早期卒業を意識したのは

大学生活がスタートする段階からです。大学卒業後はロースクールに進学するという計画がはっきりしていたので、入学当初から、2年生になったら司法特修コースに入り、3年で早期卒業することを念頭に置いていました。
下宿生活のため、早期卒業できた方が学費の負担も1年分抑えられるという思いもありました。

司法特修コースでの学び

私たちの学年は、意外にも司法特修コースに入ってもロースクールをめざさないメンバーが多くいました。でも、一人ひとりの意識は高く各自が目標を持って勉強していたので、私も刺激を受けながら勉強することができました。
何よりも、このコースではロースクールの先生が授業を担当することが多いので、その繋がりや信頼関係が、実際私がロースクールに入学してからの学修に多いに役立っていると感じます。

早期卒業によるロースクール進学の道のり

ハラスメントを受けたとき

早期卒業は、通常より1年早いペースで知識を修得し、卒業に必要な単位も揃えなければならないため、決して楽な道のりではありませんでした。
でも、だからと言って私のなかでは大学生活を勉強漬けで終わらせたくない、という思いが強くありました。
「STUDY FOR TWO」というボランティア団体に所属し、開発途上国の子どもたちの教育支援に繋げる活動も積極的に行いましたし、軽音サークルに所属してバンドの活動も勢力的に行いました。勉強以外のことも大切にしてきたことで、視野や人間関係が広がったと思います。

渡邊ゼミ 渡邊ゼミ

ボランティア団体・STUDY FOR TWOの活動(写真左)、軽音サークルのバンドメンバー(写真右)

ロースクールでの毎日

ハラスメントを受けたとき

2019年竣工・西宮北口駅直結の新キャンパス

毎朝7時に学校に着き、夜23時に帰る生活です。一緒に早期卒業で進学した友人と背中合わせで勉強することを決め、いつもお互いを意識し(見張り?!)ながら勉強しています。
また、自主ゼミを組んで各々が過去問題や演習問題を解き、その答案を見せ合ったり、弁護士の先生に添削いただいたりして、知識と論じ方をブラッシュアップしています。
疲れてくると研究室で仮眠を取ることもしばしばあります・・。

渡邊ゼミ 渡邊ゼミ 渡邊ゼミ

早期卒業で一緒に進学した友人と(写真左)、自主ゼミメンバーで談笑(写真中央)、研究室で束の間の休息(写真右)

今後の目標、抱負

1つは、司法試験を1回で合格することです。周りにも「司法試験は1回しか受けない」と言っているので、必ずそれを有言実行したいと思っています。
2つ目は、地元静岡で弁護士として活動することです。例えばの話ですが、東海地方は現在、南海トラフ地震の発生が危ぶまれています。日本では自然災害が起きてしまったとき、法律によって、その後の人々の暮らしが大きく左右します。ですから、弁護士の働きはとても貴いものだと言えます。将来、自分が生まれ育った静岡で、法律を通じて地元の人たちの役に立ちたいです。

受験生にメッセージ

「通う大学で自分の将来が決まる」と言われることがありますが、私は決してそうは思いません。現に、関学で学んでいるからといって、司法試験に必ず合格できるわけでも、絶対合格できないわけでもありません。大事なことは、自分が選んだ環境のなかで、自分自身がどれだけ本気になって目標をめざせるかどうかです。

冷たい表現かもしれませんが、自分の置かれた環境に甘えたり、嘆いてばかりいる人は、例えその環境が変わったとしても、おそらく結果は大して変わらないのではないでしょうか。逆に、どんな環境だろうと自分が決めたことを覚悟してやりきれば、結果は必ずついてくると思います。
大学受験を考える皆さんも、先ずは自分がどうなりたいかを真剣に考えて、その後で条件に見合った大学を探してもらいたいと思います。その結果、進学先が関西学院大学になったとしても、別の大学になったとしても、どちらでも良いと思います。

渡邊ゼミ