ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシー
[ 編集者:教育学部・教育学研究科 2017年8月28日 更新 ]
関西学院大学教育学部では、次の3つの方針を掲げています。
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)
Kwanseiコンピテンシー の獲得を念頭において、教育学部のDPを以下のとおり定める。
関心・意欲・態度
(1) 自らを律する主体としての強さを身につけ、他者と協力してよりよい人間関係や社会を築くための基本的な態度を身に付けている
(2) 教育に対する強い情熱や子どもへの愛情をもった態度で、幅広い教育現場で実践に臨むことができる
思考・判断
(1) 幅広い教養に基づいた判断力と広い視野を持っている
(2) 専門的知識の習得や他者との学び合いから思考を発展させることができる
(3) 人権意識をもった行動ができる
技能・表現
(1) 子どもや教育に関する課題を発見し、取り組み、解決できる
(2) 専門性の能力を活用して子どもへの教育と支援ができる
(3) 日本語や外国語を用いて他者と円滑にコミュニケーションできる力を身に付けている
知識・理解
(1) 乳幼児期から児童期・青年期までの子どもの発達を体系的に理解している
(2) 乳幼児教育・学校教育・幅広い社会の教育活動や実践を理解している
カリキュラム・ポリシー
教育学部は、学部の教育目標を達成するために学位授与の方針(DP)に基づいた科目群を系統的に配置している。専門教育科目には、教員免許・保育士資格取得のために、免許・資格取得に必要な科目を配置している。
総合教育科目
キリスト教科目
建学の精神の前提となるキリスト教についての概括的な理解を与え、また、宗教性を背景とする人間とその広範な営みとしての文化の在り方についての深い洞察力をもたせるための科目
言語教育科目
外国語によるコミュニケーション能力を育成するための科目
情報科学科目
コンピュータ・リテラシーの基礎を学ぶための科目
教養教育科目
教育学研究の基礎となる幅広い教養と知識を身につけるための科目
専門教育科目
学部共通専門教育科目
基礎演習や研究演習のようにゼミ活動を伴い大学に置ける学びの基礎と応用を主とする演習科目、教員免許取得のために法令上必要な教育の基礎的理解に関する科目等のうち全学校種に共通して必要な科目、現行の臨床教育学科のコア科目、特別支援学校教員免許取得に必要な科目、学部全体の教育に関わる科目
幼児教育コース・初等教育コース共通専門教育科目
小学校教員免許取得に必要な教科及び教科の指導法に関する科目のうち幼稚園教員免許のための領域及び保育内容の指導法に関する科目とすることが可能な科目
幼児教育コース専門教育科目
幼稚園教員免許および保育士資格取得に必要な科目
初等教育コース専門教育科目
小学校教員免許取得に必要な科目
教育科学コース専門教育科目
教育科学コースコア科目
教育科学の諸領域について学ぶための科目
教育科学コース教職関連科目
中学校・高等学校の教員免許取得に必要な科目
ディプロマ・ポリシー関与度 | ||||||||||||
関心・意欲・態度 | 思考・判断 | 技能・表現 | 知識・理解 | |||||||||
(1) | (2) | (1) | (2) | (3) | (1) | (2) | (3) | (1) | (2) | |||
総 合 教 育 科 目 |
キリスト教科目 | ◎ | ○ | ○ | ||||||||
言語教育科目 | ○ | ◎ | ||||||||||
情報科学科目 | ◎ | |||||||||||
教養教育科目 | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ||||||||
専 門 教 育 科 目 |
学部共通 専門教育科目 |
◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | |
幼児教育コース・ 初等教育コース |
○ | ○ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ||||||
共通専門教育科目 | ○ | ○ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ||||||
幼児教育コース 専門教育科目 |
○ | ○ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ||||||
初等教育コース 専門教育科目 |
○ | ○ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ||||||
教 育 科 学 コ | ス 専 門 教 育 科 目 |
教育科学コース コア科目 |
○ | ○ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | |||||
教育科学コース 教職関連科目 |
○ | ○ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ |
教育学部アドミッション・ポリシー
教育学部は、「子ども理解」を基本的な教育理念として、学校教育及び保育の現場で活躍する「教育者」、広く社会で子どもを育てる活動にかかわり、またそうした活動を支援できる「教育者」を養成することを目的としています。そのため、「実践力」、「教育力」、「人間力」など「教育者」に求められる資質をさらに伸ばそうとする意志をもつ者を受け入れることを基本方針としています。具体的には、以下のような者を受け入れます。
●人間・社会に対する幅広い関心をもち、教育・保育現場などで学びと育ちを支える資質を身につけようとする意欲をもつ者。
●高等教育に相応しい学力をもち、主体的に問題を発見し、その問題解決に実践的に取り組もうとする意欲をもつ者。
●多様な価値観への理解・共感をもち、相互に人間的な成熟へと向かうことが期待できる者。
●関西学院のスクール・モットーである「Mastery for Service(奉仕のための練達)」という精神を体現しようとする意欲をもつ者。
以上を募集方針の要素として、教科・科目を設定して筆記試験を中心とする一般選抜入学試験と、面接等を採り入れた各種入学試験を実施しています。高等学校段階までに身につけた「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」をそれぞれの入学試験において重みづけを行い、評価しています。