2022.06.16.
【新刊紹介】泉惠美子教授『「深い学び」を促す小学校英語授業の進め方 ースモールトークからコミュニケーション活動へ―』(教育出版)

泉惠美子教授が『「深い学び」を促す小学校英語授業の進め方ースモールトークからコミュニケーション活動へ―』(教育出版)を2021年5月に出版されました。
泉先生が当書籍を紹介してくださいます。

  小学校では,2020年度から中学年で「外国語活動」が領域として導入され,高学年では「外国語」が教科となりました。本書は,2017年告示の学習指導要領がめざしている「主体的・対話的で深い学び」を小学校英語の授業でどのように進めていけばよいのかをテーマに,小学校英語に造詣の深い研究者や実践家,素晴らしい成果を挙げておられる小学校の先生方と共に執筆させていただきました。

第1部は主体的・対話的で深い学びを促す授業作りの基盤となる理論編となっています。小学校英語の理念と目的,学習到達目標,「主体的・対話的で深い学び」を促す授業の進め方と学習形態,単元構成,授業構成と短時間授業,教科横断型教材開発の視点と進め方,デジタル教科書とICTの活用法,資質・能力を伸ばす評価の進め方などについて分かりやすく解説しております。

第2部は,第1部の理論を踏まえた,中学年・高学年用合計24の授業実践例を紹介した実践編となっています。文部科学省共通教材や検定教科書の題材なども扱い,「主体的・対話的で深い学び」を促す英語授業の実践に役立つものとして,単元のまとめの活動を中心に,その活動に発展する導入,慣れ親しみ,橋渡し活動などに関して,魅力的な活動が提案され,実践のアイディアがちりばめられています。 小学校の先生方,教員養成や教員研修担当者,小学校教員をめざしている学生,小学校英語に興味がおありの方など,どなたでもお読みいただき,教材研究や指導法研究に役立てていただければ幸いです。

 

『「深い学び」を促す小学校英語授業の進め方ースモールトークからコミュニケーション活動へ』(教育出版,2021年5月発行)
樋口忠彦(監修)・泉惠美子(編著者代表)・加賀田哲也・國方太司(編著)