2020.12.21.
丹羽登教授らによる「5GやVR・水中ドローン等の先端技術を活用した遠隔授業プロジェクト」が、「IAUD国際デザイン賞2020」金賞を受賞

富士通株式会社などとの共同事業

丹羽登・教育学部教授 が富士通株式会社などと2019年度から共同で進めている「5GやVR・水中ドローン等の先端技術を活用した遠隔教育プロジェクト」が、一般社団法人国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)による「IAUD国際デザイン賞2020」の教育部門で金賞を受賞しました。国内外からエントリーのあった67件のうち、大賞に次ぐ金賞9件の一つに選ばれたもので、同協議会が18日に発表しました。

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丹羽登・教育学部教授らによる「5GやVR・水中ドローン等の先端技術を活用した遠隔授業プロジェクト」が、
「IAUD国際デザイン賞2020」金賞を受賞

IAUD国際デザイン賞 受賞結果発表ホームページ

◆丹羽教授らの取り組み

 「誰一人取り残すことのない、公正に個別最適化された学び」の実現に向けて、①不登校の児童生徒②過疎地などの高等学校③病気療養中の児童生徒④病弱な児童生徒――への対策に着目し、丹羽登教授は2019年に関西学院大学と富士通の間で共同研究契約を締結。「先端技術(5G、仮想現実等)を活用した病弱教育における遠隔授業プロジェクト」を実施しました。具体的には、次世代無線高速回線(5G)を先行利用するとともに、VRやAR(Augmented Reality)も活用して病弱教育の充実に資する取り組みになるよう関係者間で検討。2019年度には次の三つに取り組みました。

 ①最新技術を活用した教員研修~東京と大阪で全天球カメラなどを活用し、複数の教員・講師等が個別に見たい方向の映像を見て効果を検証
 ②遠隔郊外学習(水中ドローンの操作等)~入院中の児童・生徒が病院内の教室から水族館の大水槽内にある水中ドローンを操作し、上下前後左右に首を動かして観察
 ③遠隔郊外学習(水族館員による指導と水槽内見学・5Gを活用した疑似体験)~東京の病院内教室と沖縄の水族館を5G回線で結び、ジンベエザメの餌付けの様子などを観察

※丹羽教授らによるこのプロジェクトは、第14回キッズデザイン賞にも選ばれています。

「5GやVR・水中ドローン等の先端技術を活用した遠隔授業プロジェクト」が
「第14回キッズデザイン賞」を受賞