2024.07.19.
23年続く朝の通学ボランティア 地元小学生が感謝の会

聖和キャンパスの近くにある西宮市立上ケ原小学校の児童による教育学部生への感謝の会が、7月16日(火)西宮聖和キャンパス内で開かれました。同小学校の児童のために登校時の安全確保と見送りのボランティアを続ける教育学部の学生有志に対するもので、教育学部生21名、教育学部の藤木大三教授、上ケ原小学校からは児童23人と先生1人が参加しました。感謝の会では、代表の児童から「いつも私たちのために安全を見守ってくださってありがとうございます。」と感謝の言葉と、メッセージカードが贈られました。

このボランティア活動は、2001年6月8日に発生した大阪教育大学附属池田小学校児童殺傷事件に衝撃を受けた藤木教授が、聖和大学(当時、2009年に関西学院と合併)教育学部の学生たちに呼びかけ、事件からちょうど1ヶ月経った7月8日から始まったものです。その後も新たに入学してくる学生に活動が受け継がれ、関西学院大学教育学部になってからも途切れず20年以上続いています。現在は藤木教授や学生たちの熱心な活動を見た地域の老人会やボランティアの方々も共に活動に参加いただき、地域社会活動へと拡がりも見せ、世代を超えた交流も生まれています。

また、この通学ボランティア活動開始当時、小学生だった生徒が、関西学院大学教育学部に入学し、今度は自身が挨拶する側としてこの活動に参加する学生もいるようです。