「隠岐ジオパーク研究成果発表会」開催案内

日時:
2019年10月15日(火) 09時00分 ~ 2019年10月15日(火) 12時00分
場所:
関西学院大学 西宮聖和キャンパス リプラ(2号館1階)

 2019年10月15日(火)9時から、関西学院大学西宮聖和キャンパスのリプラ(2号館1階)において、島根県立隠岐高等学校の生徒による「隠岐ジオパーク研究成果発表会」を開催します。
 隠岐高校が立地する隠岐の島町は、ユネスコ世界ジオパークに認定された地域で豊かな地域資源を有する一方、人口流出や少子高齢化など離島地域としての課題も抱えています。隠岐高校の生徒が取り組む「隠岐ジオパーク研究」は、地域のヒト・モノ・コトについて知り、地域資源を活かしながら地域が抱える課題を解決しようとする学習活動(PBL: Project-Based Learning)です。
 今回の研究成果発表会は、2年生の関西研修旅行(修学旅行)の一環として実施されます。1年生の秋からチームで取り組んできた研究の成果を大学や企業で発表し、ディスカッションを行います。本学には4チーム、22名の生徒が来学し、地域資源を活用したイベント開催、郷土食、ウルトラマラソンとのコラボレーション、持続可能な地域づくりに関するプロジェクトついて発表します。
 今年度、教育学部はハンズオン・ラーニング・プログラム科目として「教育課題探究実習」(担当教員:波江彰彦助教)を新設しました。この実習は、教育課題を抱える現場で学び、課題解決を探り、教育者としての資質・能力を高めることをねらいとしたもので、今年度は教育課題の解決に先進的に取り組む隠岐地域をフィールドとしました。隠岐高校の協力を得て、履修学生は春学期中から隠岐ジオパーク研究の中間発表内容をチェックし、コメントやアドバイスを送ってきました。そして、8月下旬に実施した現地実習中には、隠岐高校で開催された隠岐ジオパーク研究最終中間発表会に参加し、各チームの発表を聞き、高校生らとのディスカッションを行いました。今度は高校生を迎える立場として、学生は発表会の運営補助やディスカッサントを担当します。なお当日は、波江助教と学生からも「教育課題探究実習」の成果について報告するポスターを展示する予定です。
 高校×大学。離島×都会。西宮聖和キャンパスのラーニング・コモンズ、リプラにおける今回の発表会は、多種多様な人びとが刺激を与え合う学びと交流の場となることが期待されます。高校生にとっては、自分たちの思いや考えを発信し、幅広い考え方や価値観に接し、自分のキャリアや、ひいては島の未来まで考えることにつながる機会となるはずです。一方、大学生や一般参加者にとっても、高校生が投げかける多かれ少なかれ普遍性をもつ課題についてともに探究し、アイディアを出し合い、教育や地域の未来について考える機会となるでしょう。学部や大学内外にかかわらず、多くの方々のご参加をお待ちしております。

隠岐ジオパーク研究成果発表会の案内 PDFリンク

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