[ 商学部 ]地道 正行ゼミ(ビジネス情報)

ゼミ活動の流れ

地道ゼミのテーマは統計分析ソフトRなどを用いて「ビジネス・データ・サイエンス」に取り組むことです。4年卒業時には各種財務データを分析し可視化および統計モデリングが行えるようになることを目指します。個々のペースで、個々の目標に向かっていくので、根気強く取り組めば難しくはありません。

春学期は土台固めです。統計学の基礎、情報通信技術の基礎などを学びなおします。一度やったことと侮っていると足をすくわれることがありますが、素直に学び直してみると、この期間は新しい知見を得られることができます。このことは地道ゼミの特徴を表しています。

夏季休暇期間中は、データサイエンスやビッグデータなどに関連する文献を読み、秋学期はより実践に近い学習をしていきます。また、他コースのゼミではよく見かけるディベートの代わりに、学会発表を行ったり、我々の代からは有志でデータ解析のコンペティションに参加することを計画しています。

ゼミを選んだ理由

地道ゼミは統計学を基礎にビジネス関連のデータを分析・解析するゼミです。
私は、入学当初は商学部でファイナンスやマーケティングを学ぶものと考えていましたが、それらの分野のテーマの中には統計学の知識が必要となるものがあることに気がつきました。そんな折、地道先生の授業を受け、統計学を基礎におく理論展開に感動を覚えました。
どうやら私には、問題に対して数学を援用して正しいことを証明できるアプローチのほうが性に合っていることがわかりました。それからは、曖昧にしか理解していなかった統計学を、世の中の現象を説明する道具として本格的に学びたいと思い、地道ゼミに進むことを決めました。

将来について

具体的な業種などは決めかねており、学ぶことが多岐に及んだことに少々戸惑っているのも事実です。ただ、ゼミを経て到達する自分の将来像は、理系的な考え方を活かしきれる文系学部出身者になることです。
目標が非常に高いことは理解していますが、文系・理系を融合した視点から問題を解決できるような人物として社会で活躍できることを目指したいと思います。地道ゼミでの2年間はこのような目標をもって挑んでいきたいと考えています。

執筆者:H.K.(3年生)