2022.06.29.
土方ゼミ 人工知能学会全国大会にて研究発表
土方ゼミ4年生の井関 雄太さんと三輪 玲佳さんが、2022年6月14-17日に国立京都国際会館で行われた2022年度人工知能学会全国大会(第36回)で研究発表を行いました。同学会は人工知能の理論や応用に関する国内最大の学会で、全国大会では毎年3000人を超える技術者や研究者が一堂に会します。
井関さんと三輪さんは、岡山県にある済生会・特別養護老人ホームみなみがた荘の介護記録に対して、人工知能が扱いやすくするための書き起こしと情報構造化を行い、バイタルや処置などの医療・介護の情報と、食事や入浴などの生活の情報の両方を一目で確認することができる状況把握支援システムを開発しました。同システムは、PythonとVue.jsを用いてWebアプリケーションとして開発され、介護士は自らのスマートフォンやタブレットで確認することができます。
彼らは、「医療言語処理の拡張と連携」という特別セッションで講演し、講演後は情報構造の汎用性や状態の時間的変化の検出などに関して、多くの質問がありました。セッション終了後にはパネルトークが行われ、医療情報に関わる研究者らと議論を行いました。
※本研究は、日本学術振興会科学研究費補助金 基盤研究(C) (課題番号:22K04581)の支援を受けて実施されました。
※本研究は、東京工業大学大学院 環境・社会理工学院との共同研究で、済生会・特別養護老人ホームみなみがた荘の協力の下で行われました。