2022.03.05.
土方ゼミ 情報処理学会インタラクション2022にて研究発表

土方ゼミ4年生の南谷有祇さんが、2022年2月28-3月2日にオンラインで行われた学会「情報処理学会 インタラクション 2022」にて研究発表を行いました。同学会は、ヒューマンコンピュータインタラクションに関する国内最大級の学術シンポジウムです。査読付きの登壇発表(オーラル発表)に加え、実機の展示デモンストレーションを行うインタラクティブ発表等があります。今年度は、登壇発表14本、インタラクティブ発表(デモ)119本、インタラクティブ発表(ポスター)54本が採録されました。

南谷さんは、演劇の無観客公演において、観客の感情を舞台の演者にリアルタイムで提示するシステム「リアクションメーカー」を開発しました。このシステムは、表情認識技術を用いて観客の表情を解析し、解析結果を笑い声のような感情を表す音に変換することで、観客の反応(感情)を役者に伝えることができます。実際の演劇公演に適用したところ、リアクションメーカーは、一般の無観客公演に比べて、役者の動機に影響を与える可能性があることが分かりました。