2022.03.02.
土方ゼミ 第1回計算社会科学会大会(CSSJ2022)にて研究発表

土方ゼミ4年生の稲田 丈太郎さんが、2022年2月28-3月2日にオンラインで行われた学会「第1回計算社会科学会大会(CSSJ2022)」にて研究発表を行いました。同学会は、人間行動や社会現象を大規模社会データから情報技術によって定量的・理論的に理解しようとする学問分野である「計算社会科学」を対象にした新しい学会です。これまで、「計算社会科学ワークショップ」という名称で5年間研究発表会を実施してきましたが、今年度から正式に計算社会科学会という学術団体になりました。経済学、社会科学、情報学などの様々な分野の研究者により構成されています。

稲田さんは、サッカーファンのツイートに関する異文化研究についての発表を行いました。フランス、イギリス、日本、アメリカ、ブラジルを対象として、文化比較を行いました。TwitterのAPIを利用して、サッカーファンのツイート125万件、一般的な話題のツイート800万件を収集しました。そして、これらのツイートを言語表現と感情の観点から分析しました。その結果、個人主義的な国と集団主義的な国では、言語表現と感情表現が異なることがわかりました。