2021.09.03.
土方ゼミ 国際会議CollabTech2021にて研究発表

土方ゼミ3年生の三輪玲佳さんと土田愛佳さんが、2021年8月31-9月2日にドイツ・トリーア大学主催で行われた国際会議The 27th International Conference on Collaboration Technologies and Social Computing (CollabTech 2021) にて研究発表を行いました。CollabTech 2021は、コンピュータを用いた人々の協調活動支援とソーシャルコンピューティングに関する国際会議です。

三輪さんと土田さんは、動画共有サービスの一つであるYouTubeにおける動画推薦機能が、どれだけユーザから信頼を得ているのかを調査しました。また、マーケティングの研究分野においては、新しい技術を導入した製品やサービスに対する消費者の受容をモデル化したものとしてTAM (Technology Acceptance Model) が有名ですが、TAMの独立変数である知覚した便利さ(PU)と知覚した使いやすさ(PE)と、ユーザのシステムに対する信頼との関係も調査しました。

631人のユーザに対して調査を行ったところ、YouTubeにおける動画推薦機能は、ある程度ユーザからの信頼を得ていることが分かりました。また、得られたデータをデータサイエンスの手法で分析したところ、TAMの知覚した便利さ(PU)と知覚した使いやすさ(PE)は、ユーザの信頼と高い相関を持つことが明らかになりました。

※本研究は、日本学術振興会科学研究費補助金 CREST「信頼されるExplorable推薦基盤技術の実現」(課題番号:JPMJCR20D4)の支援を受けて実施されました。
※本研究は、産業技術総合研究所・メディアインタラクション研究グループとの共同研究として行われました。