第11回熊本地震現地ボランティア活動を実施

[ 編集者:ボランティア活動支援センター      2018年11月12日   更新  ]

ヒューマン・サービス支援室では、学生たちの「被災地のために何かしたい」という声に応え、東日本大震災での経験を生かして、2016年7月より熊本県益城町にてボランティア活動を行っています。今回、11回目となるボランティア活動を行いました。参加した学生は16名。活動内容を参加学生が企画し、現地で実施しました。

馬水東道仮設団地

馬水

馬水

活動1日目:みんなで体を動かそう!(チアダンス)、なんでも屋さん(お宅訪問)
活動2日目:水餃子作り、茶話会(折り紙、カルタ)
1日目の午前は「みんなで体を動かそう!」と題して、簡単なチアダンスの体験会をしました。高校生の頃にチアリーダーとして活躍していた学生が中心となり、ポンポンを作るところからそれを用いたダンスまで、住民の方と楽しむことができました。午後は「なんでも屋さん」として戸別訪問を行い、掃除や電球交換などのお手伝いをしました。
2日目は水餃子作りを実施しました。留学生が地元中国のしょうゆや黒酢を準備しており、「これ珍しいね」と住民の方に声をかけてもらっていました。水餃子は大盛況で、用意していた餃子の皮がなくなるほどでしたが、住民の方から余った具材を用いて肉団子の作り方を教えてもらい、最後まで美味しく食べることが出来ました。その後の茶話会では「くまモンカルタ」を通じて熊本の名産品の話などで盛り上がりました。

木山仮設団地

木山

活動:揚げ餃子作り、茶話会(折り紙)
午前中は交流企画として揚げ餃子作りを実施しました。一般的な揚げ餃子だけではなく、あんこやチョコレートを包んだデザート餃子や、バナナやりんごを包んだフルーツ餃子も作りましたが、これが珍しいと大人気でした。住民の方々も「餃子作りに来たよー!」とエプロンを着けて準備万端の状態で集会所に集まってくださり、学生たちとの餃子作りは大いに盛り上がりました。

安永仮設団地

安永

活動:ブレスレット作り、茶話会(折り紙)
自分の好みの運気・色が選べるパワーストーンを準備し、住民の方とブレスレットを作りました。最初は「自分は作るのが得意じゃないから…」と遠慮されていた方も、学生が声をかけると後から「ビーズを持ってきた」と積極的に参加していただけました。その後の茶話会でもブレスレットを着けたまま参加してくださる住民の方もいました。
また、住民の方のご厚意により仮設住宅の中を案内していただき、壁の薄さや部屋の狭さによる住みにくさを教えていただきました。

振り返り

振り返り

この活動では、現地での活動を通して学生自身が学びを得ることも大事にしています。そのために、活動日は毎晩振り返りを行っています。今回も活動の中で印象に残っていることや自分たちの活動の改善点などを班ごとに共有しました。「まだ復興していない、熊本地震は終わっていないんだと感じた」「学生は気軽になんでも話を聞いてもらえるから来てくれてうれしいと住民の方に聞いて、学生ボランティアの強みを知ることができた」など、それぞれが感じたことを言葉にしていました。

参加者の声

・最後、お別れの時に何度も「また来てね」と言っていただき、仮設での生活の中で少しでも何か「かたち」をおいて帰ってくることができたと考えていました。最初、熊本に行くまでは仮設や震災の話はテレビだけの話であり、自分の身に置き換えて考えることができませんでした。しかし、実際に現場を見て、本当にあったことだと実感できました。そのため、現地に行くことが本当に大切だと思いました。
(教育学部3回生 活動参加1回目)

・活動中にある住民の方から言われた言葉がとても印象に残っています。「支援してるとかしようと思って来たらあかんよ。支援されてるかどうか決めるのは住民やから。だから君らは遊びやと思って来たらいい。そう思って楽しんでやったらいい。その方がお互いにとってもプラスになるよ。」という言葉でした。改めて私たちの活動の意味やボランティアの存在意義を考えさせられる機会でした。
(法学部3回生 活動参加3回目)

・何十年もの思い出が地震によって一瞬で失われたと住民の方が悲しそうに話されていて、ただただ頷くことしかできなかった。これでよかったのか、もっと何か言葉をかけるべきだったのかと思った。地震で今までを失ってしまったけれど、被害に巻き込まれることなく、この活動を通して出会えたことがうれしかった。今日は大人とも子どもまんべんなく交流できたが、関わり方はこれで良かったのかと思った。考えてもこれが正しい答えというのは無い問いかもしれないが、少しずつ自分の中で改善できそうなところを見つけて、自分なりの接し方を考え続けていきたいと思った。もう一度、「またね。」の約束を叶えに行きたい。
(経済学部4回生 活動参加3回目)

今回もご協力してくださった益城町の皆さま、関係各所の皆様、本当にありがとうございました。

詳細

○実施日時
2018年11月9日(金)夕方~12日(月)朝

○参加人数
学生16名/教職員3名
1回生:5名 2回生:3名 3回生:5名 4回生:3名

○活動場所
熊本県益城町(木山仮設団地 馬水東道仮設団地 安永仮設団地)