2025.06.19.
【実施報告】第6回能登半島地震現地ボランティア(6/7~8)

現地での活動内容

活動は石川県七尾市中島町第1団地の集会所と、新町会館(自治会の集会所)、中島地区コミュニティーセンター豊川分館で行いました。
今回も、これまで同様に認定NPO法人日本災害救援ボランティアネットワーク(NVNAD)の方にコーディネートしていただき、また「のと復興人足隊」と連動することで活動が実現しました。

 

1日目は、七尾市豊川地域の方々の炊出しの訓練に参加させていただき、おにぎりと赤飯、おつゆをいただきました。炊出しということで災害時に使いやすい、ラップや紙皿を使用しました。災害に関して訓練や備えが大切であることを改めて実感しました。

 

七尾市豊川地域の方々と交流会「豊川地域の神社と祭りについてのいいところさがし」を行いました。
具体的には豊川地域の方々と一緒に神社に伺い、お話を聞かせていただきました。
また、豊川地域の壮年団の方や獅子舞関係者の方に豊川地域のお祭りについてお伺いしました。大人も子どもも協力してお祭りを行っていることや豊作への感謝などのお祭りの目的を教えてくださいました。
学生たちはお話を聞いて「豊川地域のすてきな特徴だと思ったこと」を豊川地域の方々とお話ししました。例えば、学生からは「豊川地域のつながりやお祭りに対する気持ちがすてきだと感じた」という感想や「お祭りで生まれる協力や活気がすてき」「子どもも地域活動にも携わっているのがすてき」という気づきや感想がありました。今回の交流は豊川地域の方々と豊川地域の特徴や素敵なところを発見し、これからを考える前向きな交流の機会になりました。
次回以降も豊川地域で学生たちとできることなどを考えていきたいので、引き続き豊川の皆さんとのつながりを大切にしたいと思います。
 

 

1日目の振り返りでは、豊川地域の方々との交流を通して感じたことや気づいたことやいいなと思ったことをまとめて、壁新聞を作成しました。学生たちは体験したことから感じたことを人に伝わる形にすることを大切に取り組みました。壁新聞は、豊川地域の方々に届けたいと思います。

 

2日目は、仮設住宅への戸別訪問を行いました。
学生たちは日々の暮らしについてや困りごとについて耳を傾けました。また交流イベントのチラシをお渡しし、お知らせしました。
午前の中島町第1団地の集会所での交流イベントでは、学生が企画した「人生ゲーム」を行いました。
人生ゲームでは、「ほっこりしたこと」や「趣味」を話すミッションや「じゃんけん」や「にらめっこ」などのミッションがあり、子どもから大人まで交流を楽しみました。
 

 

新町会館(自治会の集会所)では、学生が企画した「格付けチェック」を行いました。学生が進行し、チーム戦でした。格付けチェックの内容は、プロのイラストとアマチュアのイラストを見分けるなどでした。チームのメンバーで真剣に考え、子どもから大人まで勝敗や交流を楽しみました。
中島町第1団地の集会所、新町会館(自治会の集会所)ともに一緒にお菓子を食べながら交流を行う時間もあり、暮らしのことなどいろいろなお話をお聞きすることができました。
 

活動概要

日程:2025年6月7日(土)~8日(日)
場所:石川県七尾市
    中島町第1団地(仮設住宅)
    新町会館(自治会の集会所)
    中島地区コミュニティーセンター豊川分館
宿泊先:国立能登青少年交流の家
参加者数:学生20名(応募者数32名)
内容:仮設住宅への戸別訪問
   新町会館(集会所)での交流イベント:など
         豊川地区の方々との交流会「豊川地域の神社と祭りについてのいいところさがし」
目的:
(1)被災された方々に元気を届ける
(2)参加者自身の学びを深める
   ① 被災地での経験を学問的に深める
   ②いろいろな学部・学年の参加者との出会いから多様な視点で学ぶ
   ③ 日常とは違う場面に飛び込み、現在の生活が当たり前でないことに気付く
(3)被災地への関心を広げる
連携:NPO法人日本災害救援ボランティアネットワーク
      西宮市社会福祉協議会ボランティアセンター
         のと復興人足隊
協力:株式会社 高山堂