2021.11.04.
DESTINY+探査天体の小惑星Phaethonによる恒星掩蔽観測キャンペーンに松浦研究室メンバーが参加

2024年打ち上げ予定の小型小惑星探査機DESTINY+が探査予定の小惑星Phaethonが星を掩蔽するイベントを観測し小惑星のサイズを決めるキャンペーンに参加しました。呼びかけに応えた各地のアマチュア天文家の皆さんが掩蔽帯に沿って各自で陣地を構え、わずか0.6秒ほどの掩蔽時間を測定し、チーム全体のデータを突き合わせることで小惑星の形状を浮かび上がらせることに成功しました。


JAXA宇宙科学研究所のDESTINY+プロジェクトページ:
https://destiny.isas.jaxa.jp/2021/10/11/10月4日のphaethonによる恒星食観測は大成功 !/
アストロアーツに掲載された速報記事:
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/12227_phaethon


研究室の学生3名と松浦教授は観測キャンペーンのリーダーである産業医大の吉田先生とともに観測隊を組み掩蔽帯予測の端に位置する尾道の百島へ遠征しました。松浦研究室のメンバーがいた場所は掩蔽帯から少し外れ掩蔽による減光が観測できませんでしたが、小惑星サイズの制約にはわずかながら貢献できたと思います。
ここで決定された小惑星のサイズはDESTINY+による探査にとって重要な情報です。