そうせいTIMES 第7号 総政のフィールド・ワークは、世界がキャンパス。世界市民として、国際感覚を実践的に身につけます。(2013/12/02 発信)

[ 編集者:総合政策学部・総合政策研究科 2015年6月11日 更新 ]

フィールド・ワークの意義や価値

小西准教授

小西准教授

フィールド・ワークは現地を訪れ、ただ見学することではありません。今井先生のように、自ら現地の人と寝食を共にし、積極的に現地の生活に溶け込み、真実を知って良いところも悪いところも全て理解・吸収する姿勢で取り組む姿勢は素晴らしく、このような姿勢でフィールド・ワークに取り組んでいる教員が多いのが総政におけるフィールド・ワークの特徴です。現地の状況を充分に把握した教員だからこそ実現できる真のフィールド・ワークであるといえます。

今井教授

今井教授

そうすることが世界市民としての素養を育むことに繋がります。学生のみなさんには当事者の立場に立って、なおかつグローバルな視点も忘れず、真に求められている問題解決策を探ってほしいものです。初めから国際貢献をしようと上段に構えると、上滑りな結果に終わります。フィールド・ワークを志す人は、世界の様々な地域に実際に行き、何でも見て、素直な心で聞いて、学ぶということから始めてほしいですね。

小西准教授

小西准教授

決して偏見や固定観念を持たず、現地で関わる多くの人たちとコミュニケーションを図って信頼関係を築き、そこで知り得た情報や知識について徹底的にディスカッションする。現状と事前に調べたこととのギャップを理解しながら、解決策を探っていく。そして帰国後、フィールド・ワークでの学びをどのように自身の問題関心や将来に結びつけて行くのかも検討すべきです。フィールド・ワークは、こうした一連の持続的な活動であるという認識を学生たちには持っていてほしいと思います。

将来、国際社会に貢献したいと考えている学生・受験生にメッセージを

今井教授

今井教授

地球規模のあらゆる問題に対し、そこで起きていることの表面だけから判断するのではなく、物事の本質を見極める目を養う必要があります。だからこそ、現地へ赴き、フィールド・ワークで実践活動を行うことが重要であると認識しています。総合力と専門力を身につけながら、広い視野と国際感覚を持ち併せた学生を育成する学びの場、それが総合政策学部の魅力だと思っています。

小西准教授

小西准教授

教壇に立つ先生の教えを聞いて回答するスタイルがほとんどの高校と、大学での学び方は違います。解決策が見えない、または導きだすことが難しい諸問題に対し、様々な専門家があらゆるアプローチで議論を交わすのが大学。そこに入っていくためには、自分なりの考えをしっかり持つ必要があります。誰かのために何かを成し遂げたいという強い意志と行動力を持った学生であれば、総合力と専門力を鍛え上げるにふさわしい学びの場になると思いますよ。