そうせいTIMES 第5号 無意識な日常を意識すれば、総政の学びが見えてくる(2012/07/29 発信)

[ 編集者:総合政策学部・総合政策研究科 2015年6月11日 更新 ]

日常の全てが総政の学びのフィールド

八木教授

八木教授

こうした社会の変容や、これからの日本に求められるものを考えた時、総政のような「 縦割りではない横型の学び 」の大切さをひしひしと感じます。
言語景観が言語だけで構成されるわけではないように、何か問題が起きた時に単一的な視点だけでは問題解決はできません。様々な領域の学びが存在する総政では、 自分の専門分野ではない観点からも学びを深めることができる 。このフィールドの広さこそが、総政の強みといえるでしょう。

本田教授

本田教授

言語も建築もそれ自体は独立した別々のカリキュラムで学ぶことができますが、両者のかかわりは見えてきません。その点、総政では自分の専門分野以外から関わりを見つけ出し、学びのアクションを起こすことができます。一般的な学びのルールにはまらず、自分で将来を見つけてもらいたいですね。

八木教授

八木教授

あとは、学びの醍醐味を知るために「学びの奥座敷」に進んで欲しい。学びにはそれぞれの深さがあって、それが融合していく中で物理的にも精神的にも広がりをみせます。そういう奥座敷までのルートを探すことができる、多方面からアプローチができるような学生が、就職活動でも評価される傾向があるように感じます。

本田教授

本田教授

「ステレオタイプでない人物」ということですね。とらえ方は人それぞれでも、どんなことにも発見や学びのよろこびが隠れている。総政には確かに、そうしたチャンスがたくさん転がっています。
普段何気なく目にしている道路の信号一つにも、ルールが隠れている。けれど、どちらの方向に赤が置かれているか、と意識を傾けている人は多くはないでしょう。

八木教授

八木教授

無意識に過ごしている日常でも、「なぜなんだろう?」「自分だったらこうするのにな」という意識を持つだけで、もっと面白くなりますよね。普段何気なく生活しているだけでは、気づかないことがたくさんあります。それを探し、学ぶことの面白さに気付いてほしい。
ほかにも、ルールに縛られず、街を「迷うこと」も楽しんでほしいですね。街が持つ迷路性を楽しむことで、新しい発見や場所の理解に繋がったりもする。

本田教授

本田教授

後は自らの可能性を信じることですね。教員としては、学生が卒業後に「関西学院大学総合政策学部卒業です!」といって頑張って欲しいですが、いつまでも大学名で評価されるのではなく個人を評価してもらえるような、そういうスキルやモノの見方を見つけてもらいたいです。

八木教授

八木教授

キャリアは確かに人生において大切ですが、学生時代に「生涯続けていく、これぞ!」というものを見つけることが、生きていく充実感に繋がる大切な要素だと思います。総政では、立体的に物事を考えらえる「三次元の学び」を楽しむことができます。「問題解決の糸口や側面は決して一つではない」ということを知ることは、きっと社会に出てからの大きな強みになるはずです。