そうせいTIMES 第1号 ポスト3.11 関学総政宣言2011 自然と人間、総合性の復活~そのとき総合政策学部はどう動いたか(2011/7/30 発信)

[ 編集者:総合政策学部・総合政策研究科 2015年7月22日 更新 ]

目に見えない絆で結ばれた神戸三田キャンパス

山田教授

山田教授

神戸三田キャンパスには、総合政策学部と理工学部の2学部だけがあります。上ヶ原のように隣にいる学生はどこの学部かわからないといったことはありません。総政の1年生は、20人ぐらいの少人数で基礎演習をという授業を受講します。そこに、上級生がボランティアとして参加して演習を進めていきます。その学生が、被災地支援ボランティアに参加しているケースが多いのです。

彼らが1年生に、実際に現地に行って感じたこと、被災地の方々と交わした話、そんな被災者の方たちから「頑張ってくださいね」と励まされることの意味。そのような話をすると、1年生も「自分達も何かやっていかないと」と感じるようになるのでしょうね。こうした関係が築けるのが神戸三田キャンパスの素晴らしさだと思います。

長谷川教授

長谷川教授

神戸三田キャンパスには、もともと目に見えない「絆」みたいなものがあって、それが今回の震災で目に見える形で出てきたということでしょう。

村瀬専任講師

村瀬専任講師

チャペルアワーでは、被災地の方々を思う時間を持つとともに社会貢献している学生の団体の講話や活動報告なども行ないます。
そのため、チャペルアワーに出席する学生は、ボランティアに強い関心を持っています。現地で七夕をしたいねとか、子どもたちと触れ合いたいといった話をしています。総政には集団の中心となって活動する学生が多く、1年生には大きな励ましになりますね。

チャペルアワー 関連リンク

山田教授

山田教授

上級生と下級生がチャペルアワーの時間を通して繋がって、そこに村瀬先生たちが精神性のところで一本筋を通してくださっているところがあるような気がしますね。