エピゲノム幹細胞制御学(関)研究室

関 由行 (せき よしゆき) 准教授

エピゲノム幹細胞制御学(関)研究室

研究分野:
多能性幹細胞、生殖細胞、再生医療、生殖補助医療
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 生命と生命を唯一の細胞、生殖細胞 その仕組みを人工的に再現し、再生医療、生殖補助医療の基盤を創出する  ヒトの発生はたった1つの細胞である受精卵から始まります。すなわち受精卵はすべての細胞を生み出し、それを正確に配置することで個体形成を行うことができます。私たちの研究室では、すべての細胞を生み出す生殖細胞の能力を解き明かし、その仕組みを人工的に再現することで、多能性幹細胞から生殖細胞や、人工胚の作製を目指し、再生医療、生殖補助医療の基盤となるような新規技術開発を行います。全能性細胞から培養皿上で人工胚を作製する。
 一般的に万能細胞(多能性幹細胞)と呼ばれるES/iPS細胞は、体を構成するすべての細胞を生み出すことができますが、母体からの栄養供給に必要な胎盤組織を作ることはできません。私たちの研究室では、胎盤を含む個体を作るために必要なすべての細胞を作ることができる「全能性細胞」を培養皿の上で作り、将来的には人工胚の作製を目指しています。このような技術が開発できれば、例えば絶滅危惧種からiPS細胞を作り、そのiPS細胞から人工胚、そして新たな個体を生み出すことも可能となり、絶滅危惧種の保全に繋がることも期待できます。ヒトはどこから来て、どこへ向かうのか。
 地球上に存在するすべての生物は共通の祖先から進化して、現在約870万種が地球上で繁栄しています。ヒトを知るためには、ヒトの成り立ちを理解する必要があり、そのような観点で疾患を理解する学問が進化医学です。私たちの研究室では、ヒトの誕生を知る上で進化系統的に重要な位置を占める、有尾両生類のイベリアトゲイモリを用いて、ヒト誕生の分子機構の解明を目指しています。

研究室の風景